猿ゴルファー、プロ。

昨日は、バイト先の先輩の引越しを手伝いました。北区の辺境の地から輝く星さえ見えない木屋町へ。ネオンの洪水、夢遊病の群れでした。余談ですが、高校3年生くらいまで木屋町の事を極町(きわまち)だと、思っていて、きっと極道が多いからつけられた名前なのだな。おっかねぇ。なんて、僕は頭の悪い小僧でした。

だが、時は立ち、時間は流れ、ハギワラ流れました。

朝9時半より開始した今回のミッション。これはヘビーだぜ。眠たい目を擦り落としながら最寄のレンタカー屋でカーをレンタルしました。カーの種類はトラックでした。

そして、先輩を含め4人いたのですが免許を持っている大人2人は座席へ。持っていない私含む2人は人権を持っていないと同義、荷台へと連行されたのであります。荷台は箱型の荷台で扉を閉めると完全に光も空気の流れも遮断されて、私の目から光は奪われました。「暗いよ、怖いよ、狭いよ!」と、喚いていると「うる星!」とばかりに車はガタンと揺れ、その揺れに私と言う目標は完全に沈黙しました。

目的地に着いたころ、すっかりグッタリとしてしまった私を大人たちは憐れんで、次からは前に乗っても良いとの許可を得ました。そう、私はここで初めて市民権を得たのです。キング牧師たちの気持ちを、ほんの少しだけ理解したのでありました。

そして、旧先輩宅から荷物を積み込んで、サクーっと、新先輩宅へと運び込みました。全てが終わったのは午後5時程度でした。始めに支給されたタイムテーブルでは、午後五時完パケとなっていたので、これはオンタイムで終わったと言っても過言ではないでしょう。

そして、打ち上げ。

打ち上げはスーパーで食材を買い込んで鍋をやりました。僕は、ここ最近、鍋食いたい。鍋食いたい。と、常々思っていたので、これは念願叶ったと言っても過言ではないでしょう。

コンブ、かつおだしのいわゆるよせ鍋と言うヤツです。そこから引き上げた食物をタップリと柚胡椒をかき混ぜたポン酢につけて、かっ喰らいビールで流し込む。かぁー、たまりません。

何より柚胡椒がカナリいい味を出していて、とにかく体がポカポカするんすよ。だから言ってやったんすよ。すっげーポカポカするなって。いや、そこまでは言ってないですけど。

そうして、アースウィンド&ファイヤー初期ギタリストによる教則ビデオや、ストラト50周年記念ライブでパキパキに決まりすぎたロニー・ウッドの演奏などを見ながら夜は更けていくのでした…。