漢字三文字の苗字にあこがれます。
大山田とか、小山田とか、山田山とか。
いや、もっと庶民ぽくないやつ。
綾小路とか、西園寺とか、早乙女とか・・・って全部氣志團のメンバーの苗字じゃん!やったぁ!
しかし、漢字三文字苗字は只者じゃない感出ますよね。出ると思いません?
そうですね・・・、貴族っぽいんですよ。
家は洋館、庭はバラ園とかありそうな感じです。
学校への送り迎えの黒いリムジン、立派なヒゲを蓄えた執事に運転させ、今日も登校。そして、下駄箱の中には溢れんばかりのラブレター。
そんな毎日を送る彼だが、心はいつも憂鬱だった。
こんなもんでいいのか、僕は何不自由のない人生を送ってきた。
だが、決められたレールの上を走るのは、まっぴらごめんだ。
全ての大人に宣戦布告します!
とばかりに彼はギターを取った。
「まぁ!ロックなんて不良です!」
母親はヒステリックな金切り声を上げる。
「ごめん母さん・・・。でも、今はこれっきゃねー!!」
そう、彼にはもう止めれない衝動があったのだ!
もっと自分のことを分かってほしい!
もっとたくさんの人に自分を認めてもらいたい!
そして、その気持ちこそが・・・
そう、ロックなのだ!
ありがとう、ロックンロールは最高だぜ~!
生まれ変わってもまたこの場所で逢おうぜ~!
べらんめ~、ちくしょ~が!
さぁ、君もロックをやろうじゃないか!
シャル・ウィー・ロック!!
シャル・ウィー・ロック~shall・we・ROCK~第38部 -完-
長い間ご愛読ありがとうございました。
タカハシ先生の次作品に乞うご期待!!