夜の金網を潜り抜け。

どもども、タカハシです。

今日は僕の昔話を一つ。

僕は3クラスしかない
学校自体がもの凄くおとなしくて、
その気になれば別クラスの誰とでも話せる。
と、いうくらい小さな中学校に通っていました。

学校自体が、真面目。というかおとなしい学校だったと思います。
少なくとも僕の学年は。

そんなわけか、喧嘩だとか、いじめだとか、
そういうのとは無縁に過ごしていました。

で、高校に入学しそれまでに縁のなかった友達が出来ました。
いわゆる、不良といわれる友達です。
不良というか肉食系男子というか。
とにかくアグレッシブな友人が増えました。

その影響でタバコを吸い出したり、
ピアスを空けてみたり、
僕も分かりやすい高校デビューを果たしたのです。

ですが、もともと草食系男子の私。
肉食系への転職は簡単ではありませんでした。

前に某バンドの人が「草食系男子に見えて実は僕、食虫植物なんです。」と
言っていまして、その時は「こやつ、上手いこと言いおるな」と
思っていたのですが「それ、草食とかっていうより草そのものじゃん。」
と、後に風呂に浸かりながら思いました。

まぁつまり「草食系に見えて実は肉食」ということが言いたかったのでしょう。

コレに対して当時の僕を振り返るに肉食系最弱って感じなので
アリクイとかが当てはまるんじゃないでしょうか。

ライオンとかトラになろうとするアリクイ。

それが当時の僕でした。

そのライオンとかトラたちは夜行性だったので、深夜にコンビニの前に
たまったり、たまにバイクで走りだしたりしていました。
僕は、家が厳しかった。。。というかまぁ僕自身が普通だったので
そういうのには出席出来ずに悶々と夜を過ごしていました。

ですが、誘われはします。

「今日は?」
「今日も無理やわ」
「そうか。」

そうやって断りはするけれど日に日に真夜中の集まりへの
好奇心は膨らむばかり。

そして、ある計画を実行します。

僕の部屋は道に面した二階の部屋にあったのですが
両親が寝静まったあと、靴を履いて部屋の窓から飛び降りたのです。

静まりかえった住宅街に僕の着地音が響き渡りました。
その音で僕の両親が起きてやしないかとドキドキしながら、
真夜中の街を突っ走りました。

その街の風景は、昼間とは全く違って
通いなれた道なのに初めて通る道のように
感じたのを覚えています。

深夜の集まりも新鮮だったのですが、
その辺はあまりよく覚えていません。

まぁ何度かそんなことをしたのち、
何度目かで親にバレて僕の高校デビューは
遭えなく契約切れとなりました。

その友達たちとも、もともと合ってないところが
あったためか段々疎遠になって今は記憶の彼方です。

ともかく、その窓を飛び降りて
家から遠ざかっていくときの
悪いことをしているという罪悪感と
それ以上にドキドキしたということは
今でもなんとなく覚えております。

で、この曲を聴くとそのドキドキ感を
思い出させてくれるんですよねー。

http://www.youtube.com/watch?v=DC21soj2X8g&feature=fvwrel

自分の中にある記憶を、呼び起こさせてしまう曲って凄いですよねー。
それもまた音楽の魅力の一つ。

僕もそんな曲を作りたいのだー!

One thought on “夜の金網を潜り抜け。

  1. バンドのアレなんで、僕ばっかりコメントするのはアレかと思ってアレなんですけどこれはコメントさせていただきます。そ、尊師はなにも発さずに、やるぞと発し、さらに背中で………。すばらしい!ブラボー!写真また見してなー

  2. 親方<なーに、同じ人ばかりでもコメントは嬉しいものよ!
    尊師は男の中の『漢』ですのでね。背中で語ってなおも発さず発す!
    あの辺の支離滅裂さはモンパニっぽいと自分で書いてて思いました。

コメントは受け付けていません。