アース&ウインド&ファイヤー。

この間テレビを見ていると深夜の音楽番組が流れていて
業界人まるだしの人が「逢いたくて逢えない歌は売れる」と
ドヤ顔で言っていました。

僕は、そのドヤ顔に圧倒されてしまって
すぐさま、逢いたくて逢えない歌を作らなきゃ!と思いましたが
すでに何曲かあるのでやめました。

売れてないぞー!こんちきしょー!キャオラー!
ぶろぶろー!ちゅーちゅー!

その業界まるだしの人が言う理屈はこうでした。
「逢いたくても逢えない。というのは誰しもが共感しやすい
テーマなんですよね。そして、その共有される感情は
切ないということです。切なさと愛しさと心強さを兼ね備えた楽曲が
現代の社会ではとっても篠原涼子なんですよ!って言ってやったんすよ!」

そんなことを言っていたかどうかは今となっては
定かではありませんが、確かに切ない、という感情の方が
共有しやすいかもしれませんね。

「俺彼女いて、友達も多くて、金持ちの息子だし
一生働かなくても生きていけるぜー!
未来永劫、安定!俺、超ハッピー!」

なんて曲より

「俺彼女イナイ暦イコール年齢、友達も全くいない、すなわちゼロ、
空気読めないヤツというより空気的存在。
未来永劫、不安定。超、アンハッピー!イエー!」

みたいな曲の方が共感出来ますもんね。
いや、なんか違うか。

でも、漫画とか映画とかでもやっぱり共感ってのは大事ですもんね。
主人公がなんでそんなコトするのかとか意味不明だったら
やっぱり話に入り込めませんもんね。

でもこれって曲ってより歌詞のことですね。
洋楽の歌詞とかよく分からんほうが多いですもんね。

「第七の星を目指せ!」とか、「ニューオーリンズ通りがどうの」とか
言われても僕らにはリアリティがないですもんね。
でもそれでもメロディに乗せる事によってリアリティが出てくるんすよ!
きっとそうなんですよ!って言ってやったんすよ!

まぁなんにせよ、聞いてる人をこんな気持ちにさせようとか
逢いたいのに逢えない曲が共感しやすいから作るとか、ってのは
多分違くて、僕が感じたことをどうやってみんなに同じように感じてもらうか、
ただそれだけのことですよね。

結果とか方法とか拘るより、その発信地点をしっかりもてば
おのずと伝わるのではないでしょうか。

もっと感じるのじゃ!大地のアースを!
アース&ウインド&ファイヤー!!!