フランキー爺さん

先日は思いつきで有馬温泉に行ってきました。
1泊2日。
この旅行を決めた時は割と緩やかなスケジュールだったのですが、
この日が近付くに連れて鬼のスケジュールになって
なんでこないな予定を入れてもうたんやワイは。と思わず後悔しそうにもなりましたが
惜しまれながらの旅行など絶対に嫌なので、そんなことは
考えないようにしてやりましたよ。

この2日間までに終わらす!という気合いの元、色々取り組んだので
なかなか妙な達成感があったのもあります。
ランナーズハイ的な感覚にも陥りました。

おかげで暴飲、暴食の2日間となりました。
またダイエットから遠ざかってしまいました。
遠ざかる故郷の空、帰れない人並みにホントの幸せ教えてよ。
セイ!
壊れ、かけの、レディオ〜!

適当に言いましたが、この部分、本当にコールアンドレスポンスだったらヤですね。

京都駅から電車に揺られて約2時間、たどり着いた有馬温泉。
早速腹ごなしやで、と入ったるはお蕎麦屋さんの「土山人」。
粗めの「せいろ」で天ぷらと共にいただきました。
せいろが何かよく分かっていませんが、コシの強い、かみごたえ抜群のお蕎麦。
まるでそんな印象でした。
天ぷらは粗塩で頂きつつ、
蕎麦・蕎麦・天ぷら。蕎麦・蕎麦・天ぷら。蕎麦・蕎麦・蕎麦・蕎麦・蕎麦・天・ぷら。
と三三七拍子のリズムで軽快に頂きました。
全くいうまでもなくウマウマでした。

そして、この日は暴飲暴食をすると決め込んでいたので、
昼間っからハシゴして向かったのは、とある鉄板焼き屋さん。

たのもー、と入店したるは迎えてくれたのはお爺さん。
「一応今空いとるんやけど、なんや、さっき4人組の外国人が待っとったんやけど知らん?」と、
なかなかのフランクさ。
フランキー爺さんと僕は心の中で名付けさせて頂きました。

しかし、周りを見渡すも、そないな4人組は見当たらないので
席に通して下さったのでした。
通していただいたのはテーブル席。
4人組を迎えるつもりで空けていたのか、申し訳ない気もありつつ
テーブル席ありがてぇ、の一心でした。

そしてビール、豚平焼き、ゲソ焼きなどを食しておりますと、
にわかに店外が賑わってきて、待ちのお客さんが目立ってきました。

いつまでもテーブル席にいるのも申し訳ない。これを平らげたらサッサと立ち退こう。
そう思っていた矢先でした。

「さっき待ってはったっていう4人組さん、来はったでー!」という女性スタッフさんの声が響き渡りました。
おそらく、並んではいなかったもののどこかで時間を潰して待っていた様子。
「知らん、だっておらんかったで」とフランキー爺さんは立ち向かいます。
何やら、押し問答が繰り返され、フランキー爺さんは不貞腐れて奥に引っ込んで行きました。

フランキー爺さん…

なんだか僕はいたたまれなくなって、少し食事のペースを上げたのです。
するとどうでしょう。
フランキー爺さんがこちらへ向かってくるではありませんか。

そして、僕に一言。

「混んで来たし、ボチボチええか。そもそもこのテーブル席、少人数の場所違うねや」

まあなんということでしょう。
これはフランキーどころの騒ぎではありません。
ファンキーです。
僕がフランキー爺さんだと思っていたのは、ファンキー爺さんだったようです。

思わず僕は「君はファンキーモンキーベイベー!」と口ずさみ、その場を後にしました。

一目散に立ち去ろうとしたのを見かねて、後ろからファンキー爺さんの「ごめんやで!」という
声が聞こえた。そんな気がしました。

フランキー爺さん…

やっぱり貴方はフランキー爺さんだったのですね。
フランキー過ぎてファンキーになってしまった、ただそれだけのこと。

アスタラビスタ・フランキー爺さん!

そのあとは、有馬温泉、屈指の温泉である「銀の湯」にその身を浸しました。

「金の湯」と「銀の湯」がこの地の2大巨頭的存在感を放っていたのですが、
僕は銀の湯を選択したのです。
金のエンゼル、銀のエンゼル的な感覚だったと言えばどうでしょうか。
全く意味が分からないでしょうに。

こんな風にいうとディスっているように思われそうですが、
誂えとしては全く普通の銭湯でした。
だが、様々な効能、歴史ある温泉というスパイスで最高の湯を味わうことが出来ました。
ありがてぇ!!

そして、旅館ですき焼きを食して眠りにつきました。

見事なまでの暴飲暴食。
暴君です。
俺の名は暴君!
体は子供、心は暴君。名探偵暴君!!

2日めに続く!

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