ナンバーワンにならなくてもいい

どもです!タカハシです。

昨日は僕が今最も力を込めて取り組んでいるイベント「ムジカムジナ」のスタッフMTGでした。

ここのブログを読んでらっしゃる方々はもちろん周知となっているかとは思いますが、
このイベントは私、「タカハシタクマ」と「トミタショウゴ」が発起人となって立ち上げたイベントです。
ただ多くの方に関わって頂きたいという想いを込めて、あえて大っぴらにはしておりません。

そこをイベントタイトルで「主催者」として大っぴらに打ち出してしまうと、
「いやいや、あなたたちのイベントでしょ?」感が強く出過ぎてしまうという意見を頂き、
多くの方に助力頂きたいと願いを込め、
もはや第1回目から敢えて大っぴらに誰が主催かを
あえてパッと見で明言しないスタイルで挑んではいるのですが。

少なくとも、第1回の企画立案は名実共に僕とトミショーで進行しております。

でもゆくゆく協力者が出て来てきてくれたら、その時点ではじめに掲げていた主催タカハシ&トミショー!
を、これ見よがしに取り下げるのもぶっちゃけ言ってなんなんじゃそりゃ。となるのも分かるので
そこを目指してやるのならば、初めからそうでない発信としてやる方が一貫性があるという共感の元、
現在の形になっております。

いやもはやスタッフ含め多くの方の助力を頂いているので、そうして良かったと想う次第であります。
音楽を通して、みんなで同じ穴のムジナになる。というコンセプトにもベストマッチングです。

念のため確認してみてください。公式サイトに僕らは「主催者」とは明言されていないはず。
。。。されていたらご報告ください、即刻削除します苦笑

まあ、そんなことはさておきながら昨日は記念すべきスタッフMTGの第2回目だったんですよね。

第1回MTGは、僕がガチでガチガチの中行われたわけですが。
それでも大事にしたいポイントがありまして。
それはイベントの概要を伝えることと、少なくとも参加したら楽しそうな雰囲気を伝えたい。ことです。
この2点を大事に進めた結果、参加頂いた方の多くの共感や、モチベーションを上げることはおそらく出来たのですが
いかんせん、モチベーションは高いままに何をすればいいのか分からない。
的な声を頂いている的な意見も頂き、次回のMTGの課題としては
「目的意識と最低限の土台の共有と具体的なイベントイメージをしていただく」ということが浮き彫りになりました。

そういうことを指摘いただき僕もハッとなりました。
ライブハウスの実態を知らなかったり、そもそもライブサーキットって何それ。食えんのか?という
悟空的感覚の方もスタッフ参加者には多くいらっしゃる。
その方々が分かるようにキチンと1から10まで説明する気持ちがあったのかと。
答えはノーです。
そうです。僕自身、ライブハウスに出演し続け、あまつさえライブハウスで10年以上働き、
そのような感覚は完全にマヒっておりました。
自分がまだ何も体験していないという体で考えたときに、なんと自分は説明不足だったのだろうと
自分自身を恥じた次第であります。

うれしいでーすドシドシご意見お寄せ頂いて。

とウルフルズばりに口ずさみたい気分な今日この頃、みなさま如何がお過ごしでしょうか?

そうして自分自身を悔い改め、人を纏めるということに原点回帰し、
信頼を勝ち取るがごとく嘘のない言葉と資料で想いを伝えた結果、
いいMTGでしたよ、とのありがたいお言葉を頂戴した次第であります。

本当に日々日々成長です。

人それぞれ、好きにやればいいんですけど、僕個人としてあんまり好きじゃない考え方があって、
それは「勝ち負け」にこだわることです。
人の上に立って、見下ろすのが好きだったり、そういうことに自分の生きがいを見つける人たちがいるのも分かるし
全然モチベーションを上げる為に「負けたくない」という思考であることに反論はないのですが。
なんなら「対バン全員ぶっ潰しにきました」なんてMCで明言しちゃうバンドも珍しくもないですし、
それがモチベーションであればどうぞ頑張ってくださいという感じです。
そんな僕もトンガっていた時期もあって、勝ち負けを非常に意識して生きていたこともあります。
ですが僕の場合「すげえ」と思った相手の得意分野で真っ向勝負で戦おうとしてしまうという悪癖に気づきました。

ことライブに関してですが、メチャクチャ盛り上げたバンドにはより盛り上げないと、
世界観で見せるバンドにはより世界観で持って打ち勝たないと。
そんなことを思う時点で「勝ち負け」という概念ではすでに負けているし、実際勝ったという感覚を得られることもなかったですね。

最近になってようやく、「人は人。俺は俺」という境地にたどり着きつつあるのです。
それってどういうことかと言いますと「ナンバーワンよりオンリーワン」ということです。
かの有名なあの曲の歌詞です。
僕、トンガっていた時期は、この歌詞に対して「何日和ったこというとんねん。人の歴史は争いの中で構築されとんねん。
男として生まれたからにはナンバーワン目指さんかいダボが」と思っていたのですが。
年を取るにつれ、あの歌詞の奥深さに気づいてきている次第であります。

そんなことを思っていた時に今回のパートナーであるトミショーがツイッターで
「ライブ中に勝ち負けが存在するとしたなら、それは他者ではなく自分との戦い。自分自身に打ち勝っていきたい」
と、つぶやいていて、この人は、なんていいこというのだろう。
と心の「いいね」ボタンを連打した次第であります。

ただ音楽業界、血気盛んな負けず嫌いな人たちたくさんいますし、そんな中で
なんか性質の近い僕とトミショーが一緒にイベントやろう、ってなったのも必然なのかもな、なんて思ったりします。
誰かがどうとかじゃなくて、自分自身が許せるかどうか。という同じ物差しを持ったものとして
相手の物差しで相手が決めたことに極力口出ししない、という共通認識がある。そんな風に思っています。
バチバチと喧嘩しあって出来上がっていくものもありますが、相手を尊重して意見も取り入れて
より自分の糧となるような、そんな考え方の元、このイベントは進行しているように思います。

面白いことに、そんな僕らが募集をかけて集まったスタッフたちも同じような性質というか
ゴリゴリに意見を突き通してくるようなこともなく、かといって言われるがままなすがままやりますよというスタンスでもなく
相手の意見を聞き入れてその上で自分の意見としてどうか、という部分に重きを置いている方々が集まっている。
そんな風に思うんですよね。

より、自分を成長させたい。ってのは今の自分に満足していないことの裏付けではあるのですが、
最近は何となく「僕みたいなもんが」の精神は忘れたらあかん。調子に乗ったら終わりや。とことさら強く自分に言い聞かせています。
でもそんな中でも自分の好きな部分はあるし、絶対に譲りたくない感覚もあるので
そこの差し引きですよね。

今、すごく貴重な体験をしているなー、と毎日を噛み締めている次第であります。

ありがてぇ。
生きているんじゃない、生かされているんだ。の精神を忘れず日々邁進して行きたいです。

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PICK UPライブ
◆9/3 京都:二条Live House nano
ムジカムジナPresents
「BANDvsSSWフェス2023」

前売り3000円 当日3500円(ドリンク別)
OPEN START 12:30 / 12:50
※当日フード出店有り

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