気がつけばそこにあるもの

先日はお蕎麦を食べに行きました。

食べログで京都でランキング一番になるところってどこなんだろうって調べてみると、

その出てきたお店が家からそんなに遠くない場所だったので

いいじゃん、行ってやろうじゃん。

そう思ったのであります。

お蕎麦っていいですよね。

すっと入り込んでくる感じと言うか。

どんな気分の時でも食べられる感じ。

気がつけばそこにある感じが良いですよね。

奪うものでも、

与えるものでもなくて、

気がつけばそこにあるもの。

まさにそれです。

見て下さい、この佇まい。

ほんま、はんなりどすわ。

まさにそう言わんがばかりの勢い。

どこからともなく聞こえてきませんか?

はんなりの声が。

▼手打ち蕎麦 かね井
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26001676/

お店に入ると、これまた、はんなりと言わずしてなんと言う。

そんな佇まいでありました。

ふと目を横にやると、

写真撮影禁止、の張り紙。

このインスタグラマーたちが蠢く時代。

なかなかに強気です。

僕もその例に漏れずインスタグラマーにアップする気、満々で入店した手合いの人間。

その願いは叶わないことが明らかになってしまったのです。

だから、全ては文章で表現するしかないのですが。

僕にそんな表現力はないのです。

残念、無念。

内装については、とにかくはんなりしていた。

この表現につきます。

席数自体はテーブルが5〜6ほど、程よい感覚で置かれており、

全て座敷となっておりました。

田舎のおばあちゃんの家を上品に仕立てたような

そんな雰囲気でありました。

どうやら夫婦お二人だけ切り盛りしているようで、

旦那さんが厨房で調理、

奥さんが配膳を。

だから、多くのお客さんを一気に入れることが出来ないため

回転率もそんなに高くなく、

土日祝日なんかはかなり並んだりしないと入れないとのことです。

私は平日に行ったのですが、

それでも1〜2組待って30分ほど待ちました。

お一人で配膳されているからと言って、

慌てずマイペースにされている感もその原因の一つかなと思うと同時に。

席に座るとそのマイペース感が、逆にゆったりとした空気を作り出しており、

なんだか分からないけど落ち着く。

そんな感覚を感じました。

BGMも安心のノーBGMで、

ご主人の蕎麦を作る音、奥さんの食器を片付ける音、周りの人の食事の音、

それらが響き渡っておりました。

なんとこのお店、ミシュランの一つ星を取ったこともあるらしく。

まさに、期待に胸が膨らみまくりでした。

ミシュランがなんなのか。

僕は全く分かっていませんが、

とにかくすごい自信だと言うことです。

それだけは確かなことでした。

そして、それは凄い事です。

すごいことだと言っておきます。

このお店の一押しメニューは「粗挽きそば」と言うやつだったのですが、

数量に限りがあるため、すぐに売り切れてしまうんだそうです。

この日もなんと例に漏れず、その日の分は売り切ってしまったそうで、

僕は、ヤダヤダヤダーー!!

と、その場で地団駄を踏んでダダをこねようか迷いましたが、

そこはグッとこらえて、サッチはグッとフィーリングの精神でした。

2番目に推しメニューっぽい「鴨だしそば」をチョイス。

ついでに蕎麦豆腐も頼んでしまいました。

あと、突き出しで「揚げそば」も出てきまして、

こいつはビールの一杯でもやりたい気分になりましたが、

そこはグッとこらえて、サッチはグッとフィーリングの精神でした。

全て薄味なのですが、

逆に素材の味がしっかりと出ていて、

ほのかな味の機微を楽しめる。

そんな味でした。

美味しいものって基本的に薄味で

逆に複雑な味になっていて、

はじめに口に入れた時から

飲み込むまでの間、たくさんの表情を見せてくれる。

そんなイメージがあります。

だから、飲み込むまでなんども噛み締めたくなるし、

そんなに量が多くなくても、食べるのに時間をかけたくなる。

こちらのお蕎麦もその例には漏れず、

口に入れてからいろんな表情を見せてくれました。

大満足でお店を後にした訳であります。

これは第一位の粗挽き蕎麦。

近いうちに食べに来る必要があるな。

口に出して言った訳ではありませんが、

心の声がそう言っていました。

心の中の俺がそう言っているのを、

俺は聞いていました。

京都住まいでお蕎麦が好きな人は一度いかがでしょうか??

では、今日はこんな感じで。

さよなら!!

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