静かなブーム

最近、自分の中で静かなブームがあります。

静かなブームって言葉いいですよね。

えっ、どっちだよ!?

って、なる言葉、第一位ですよね。

知らんけど。

なんか、知らんけどって言葉使う人増えてません??

知らんけど。

ほらね。

いや、ちゃうんですよ。

そんな話じゃなくて、静かなブームの話です。

それは街中とか歩いてる時に

その時鳴っている音全部に集中して聞いてみる

ってことです。

日中、街は常に音が出ています。

信号機の音、車の音、足音、人の話し声、自転車の音、カラスの鳴き声、

自動販売機の動作音、工事の音、駅のナレーション。

などなど。

その中で一番大きな音に対して、

他の音の大きさの順番を自分の中で確かめたり、

前から後ろから、

右から左から、

遠くから近くから、

どこで鳴ってる音かと言うのをイメージするんです。

立体的に。

五感ってあるじゃないですか。

視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚。

僕たちが日常生活で圧倒的に情報量を得ているのって

視覚だなって思うんです。

でも、僕は一応、音楽をたしなんでいる身として、

音楽になる前の音と言うもの自体に

もっと興味を持ってみよう

って思ったんですよね。

ほとんどのスタジオやライブハウスでは、

ほぼほぼスピーカーから音が鳴っています。

スピーカーを通していない物音って

音として、純粋だな

って思うんです。

視覚よりも聴覚を優先にして街を歩いて見てください。

結構これが、いつもよりも街が立体的に感じられて

なんだか世界が広がったような感覚になりますから。

もちろん自分が鳴らしている音もその中にあります。

自分の足音、呼吸音、絹擦れの音、ビニール袋の音、鼓動。

街が鳴らす音に自分が鳴らしている音が溶けていく感覚。

自覚してみるとまた面白いんですよね。

そして、その感覚を持ってしてスタジオに入ってみたい。

と、思っている昨今であります。

物音っていいな。

って思って聞くといろんなことが愛しく思えてきたりします。

変わってるかもしれないですけど、

人の足音って何か好きなんですよね。

割とその人の性格や過ごしてきた人生みたいのが

詰まっているような気がします。

それで言うと生活音が大きい人はちょっと苦手だな

って思うこともあります。

周りで鳴っている音よりも一際大きい音で生活する人。

コップを置く音、足音、ドアを閉じる音、話し声。

バンドで言うと、1人だけ爆音を出しているような状態です。

この間、駅のホームで泣いている赤ちゃんがいたですが、

赤ん坊の鳴き声って、

全然、イライラするとかじゃないんですけど

なんだか不安な気持ちになります。

きっとそれはそう言う風に出来ているんだろうなって思います。

何かしなきゃ、

なんとかしなきゃ、って思わせる風に我々の感覚は作られているんじゃないかな

って思うんですよね。

あら。

なんだか取り留めもない話になってきました。

とにかくこの静かなブーム。

ちょっと意識して続けたいと思っている今日この頃でございます。

それではまた。

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