シチリアの風

さて、こんなに続けるつもりはなかったのですが

寄り道しているとついつい長くなってしまいます。

ご存知、寄り道しまくりブログでやらせてもらってます。

ヤラモテです!!

ノーマスクのノーガード戦法で会場にたどり着きました私は

ショートボブの可愛らしい女性店員さんに

受付を済ませ、いざ中へと入っていったのでした。

入場の際に何かドリンクをということだったので、

ここは迷わず、氷結のシチリア産レモンです。

シチリアが一体どこにあるのかも分からないまま、

僕は立ち尽くしておりました。

イタリアの中にあるんじゃないかと勝手に思っていたけれど

それはシチリアとイタリアの語感がなんとなく似てるからだって

それだけの根拠で決めつけていたことに

たった今気づきました。

しかし、たった今気になったので調べてみますと。。。

「イタリア半島の西南の地中海に位置するイタリア領の島」

とあるではありませんか!!

これは地中海の風を感じまくりです!!

感じマクリスティーにバンド名を変更します!!

嘘です!!

こういうライブイベントはスタート〇〇時とか言っておきながら、

きっちりに始まった試しはないんです。

それは長くバンドを続けてきたものだけが知っている特権です。

だから、私は少しゆったりめにinしてみました。

しかしなんと。。。

扉を開けた瞬間に始まってしまいました。

始まってんじゃん!!!

僕が性〜SAGA〜の範馬刃牙ならきっとそう言ったに違いありません。

僕は慌てふためきながらベストプレイスを探しました。

あまり人とのふれあいがなさそうな場所を見つけ、

まあ最後尾から

シチリアの風を感じながらアナログの音を楽しもうって訳じゃあありませんか。

最高じゃあありませんか。

しかし、そんな風に思ったのもつかの間。

僕の後ろにいた人が、半分以上白髪で

全身黒のロックンローラーな感じの初老くらいの人だったのですが、

まだ始まったばかりなのにどこでそんなに呑んできたのか

ベロンベロンでした。

まさにスパークです。

「キャモーーン!!」

「ロックローーール!!」

そんな威勢のいい言葉が飛び交います。

僕は心底楽しそうだなぁ。

と、ついついシチリア産レモンの2缶目を注文してしまいました。

俺だって負けらんねぇ!!

そんな風にはひとっぽっちも思っていませんが、

とにかく酒を浴びるように飲みたい気分になったのです。

しかしどうでしょう。

先ほどまで騒いでいたロックンローラーさんがいよいよ気持ち悪くなったのか

グデンとしだしました。

演奏中なので、何を言っているのか分かりませんでしたが、

何やら呪いの言葉のような響きが後ろから聞こえてきました。

どうして・・・

僕は恐れおののきました。

さっきまであんなに楽しそうだったのに

酒はこんなにも人を変えてしまうのか。

そう思うと

僕は恐れおののきました。

しばらくするとその呪いの言葉も徐々に熱を浴びてゆき。。。

いよいよ何か怒号を叫んだかと思うと、

一目散に出口へと走って行きました。

一体何がどうなっているのか。

僕には皆目見当はつきませんでしたが、

とにもかくにも

僕は恐れおののきました。

しかし、平和が訪れたそこは楽園と行っても過言でありませんでした。

私は音の波に身を任せ。

天高く舞い上がったのです。

さて、アナログフィッシュというバンドは僕がいうのもなんなのですが、

かなり初期から今にかけて音楽性がゴロっと変わっているのですが、

その中でもかなり初期の曲を中心のセットリストで

これまたいいもん聴けた感がほとばしりましたよね。

なんだか、初心に返った感覚になりました。

俺だってやってやる。

そんな想いがメラメラと身体中を駆け巡っているではありませんか。

帰り道、そんな想いで、

シチリアの風を感じてしまったばっかりに

飲み足りないとばかりに居酒屋に行きたい気分になりましたが、

誰かを誘う勇気も出ず

泣く泣く家に帰りました。

家に帰って、サラダチキンをツマミに

レモンチューハイをやったのであります。

そんな訳であります。

最高です。

以上。

最高でした。

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