永遠の未完成品

別に誰のことも誰の好みも否定するつもりはないのですが。

昔から煽るの苦手だなぁと思うことはあります。

それは「手拍子」です。

でもライブする側からしたら、一体感も出るし、

盛り上がってる感も演出出来るし、

これ煽らない手立てはないほどに便利なツールなんですけどね。

僕もやっぱりライブマンとして

お客さんを盛り上げないと。

そう言う意識のもと、ステージに立つのです。

何故ならば僕はライブマンだから!!

と言う使命感に燃えていた。

そんな時期が僕にもありました。

だからこそ煽ったりもした時期もありましたが、

やっぱり体に馴染まなくて

今ではやらなくなりました。

これが何故こうなったか自分なりに考えてみたのですが、

自分が見る側だった時に

出来たら手拍子なんかしたくない。

その表現に耳を傾けたい、

目を向けたい。

全ての感覚をそこに使いたい。

と言う想いの方が強いからだと思います。

手拍子お願いします!!

と、煽って来られるアーティストを前に

まあ周りのみんなやってるし、

空気読んでやっとこうかな。

空気読んで始めちゃったけど、

どのタイミングでやめようかな。

歌ってる人から俺が手拍子やめたの見えたら

やっぱりテンション下がるかな。

やり続けた方がいいのかな。

でも手のひら痛くなってきたなぁ。

あ、周りの人たちもやめだしたな。

今がやめどきかな。

サビが終わるまでは続けようかな。

続けた方がいいのかな。

手拍子をやり始めた瞬間から

心の中はそんな邪念でいっぱいになります。

やめどきをずっと伺うおじさんの誕生です。

誕生日おめでとう。

てな具合です。

僕自身がそんなだからこそ、

人にそれを強要するのは違うだろって、

そう思っちゃうんですよね。

自分が美味しいと思ってないものを

店で出してるみたいな。

でも流行ってるしなぁ。

出しとこか。

みたいなそんな感覚ですよね。

全然自分のライブで巻き起こる分には

もちろん嬉しい以外の感情はないですよ。

ただ強要した瞬間に

全てが嘘になると言うか。

まるでそんな感覚ですよね。

じゃあ別に煽らなくてもいいよ。

勝手にすれば?

という話ですよね。

まさにその通りでございます。

しかし昔なんかは

独特の振り付けや、煽り文句があって

それをお客さんにやりましょう!!

って煽って、

「みんなやるまで、やめないよ〜〜!!」

という伝説的な煽り文句を言うバンドも結構いたのですが。

本当にみんなやるまでやめないバンドは稀と言うか。

大体のバンドが、いいところで切り上げてましたよね。

まあ全然いいんですけど。

それぞれに価値観があって、

価値観の分だけ正解がある。

その人が己の価値観に沿って導き出した正解を

こちら側の価値観だけでもって簡単に否定しちゃうような

想像力に欠けた人間にはなりたくない。

なんてこんなご時世だからこそ

ことさらに思いますよね。

あれ、妙に真面目なことをいきなり言ってしまいました。

まあ僕が苦手だからこそ、

そういうものをステージで発信出来る人には

リスペクトはもちろんありますからね。

僕が出来ないってだけで

そういう方向の発信で表現されてる

素晴らしいアーティストの方々はたっくさんいますから。

俺が出来ないことをやってのける。

そこに痺れる憧れるぅ〜〜〜!!

と言うやつです。

でも僕も僕の価値観でもって、

僕の正解を導き出したいですよね。

まだまだ道半ば。

永遠の未完成品です。

よろしくお願いします。

真面目なのかフザケテルのかどっちだよってブログですよね。

以上。

真面目なのかフザケテルのかどっちだよってブログでした。

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