ブルースウィルス

さて、昨日の続きです。

こんなご時世にも関わらずお店の中は人々で溢れかえっておりました。

今まさにご時世と闘っているのです。

もしかしたらこの人たちのことをコロナファイターズ、

と呼んでいるのかもしれない。

なんてことも思いつつ。

と、するならば僕もまたコロナファイターズに仲間入り出来たのかもしれません。

コロファイです。

私は誇らしい気持ちになりながら、店員さんに存在を気づいてもらえるのを今か今かと待っていました。

そんな中、一つの可能性にぶつかりました。

もしかしたら僕は知らない間に死んでいるというオチ。

そんなブルースウィルスが出てそうな映画のオチな可能性がある。

まさにシックスセンスです。

しかしもちろんそんなことはなく、

しばらくすると女性店員さんがお水を持ってきてくれました。

一緒にメニューも持ってきてくれたわけですが、

僕の注文はすでにハラが決まっていました。

ビーフカレー。

そして、マイルド&卵トッピングです。

そうです。

前回、完全に辛さに打ちのめされた私。

辛さをマイルドにする手段があることを知り、

そのリベンジに来たのです。

私は言いました。

「ビーフカレー。そして、マイルド&卵トッピングをお願いします!」

すると店員さんは分かりました。

とでも言い出しそうな顔をしながら

「分かりました」

と言いました。

そうこうしている間にお客さんはカレーを食べ終えて

だんだんと落ち着いてきました。

残るコロナファイターズもいよいよ残り少なくなっちまったな。

もちろんそんなことは思ってないですが、

もはや思ったも同然と言われても仕方がありません。

しかしどうでしょう。

「よかったらテーブル席へどうぞ。」

カウンター席で所在なさげにしていた私を見かねたのか

女性店員さんは私を空いたテーブル席へと誘ってくれました。

ありがたい。。。

こういうありがたい心遣いって本当にありがたい。

そんなありがたい気持ちになったわけであります。

テーブル席につきますと、また新たなお客さんが入ってきた気配を感じました。

「すみません、あと一食分程度しかカレー残ってないんです」

そんなやりとりが聞こえてきた。

まさにそんな声を聞いたような気がしました。

さすがは人気店。

もう少し遅かったならば私も同じくして

カレーをくいっぱぐれてしまうところでありました。

さて、時を同じくしていよいよカレーが運ばれてまいりました。

ふむふむ。

良いではないか。

ちこうよれ。

そんなことは一切合切思いませんでしたが

気になったことは一点です。

なるほど、マイルドというのはカレーに生クリーム(かミルク)が

入っている。

そういうパッターンなわけなんだな。

ははーん。

そういうカラクリかぁ。

と、そんな分かったようなセリフを吐きました。

まさにカラクリサーカスとはこのことかってなもんです。

つまり、ビーフカレーに

生クリーム(かミルク)と卵をトッピング

が今回頼んだ商品の正体だったわけです。

さて、どうなることやら。

と思いながら私は一口カレーを頬張ったわけであります。

うん。

イケる。

そうです。

完全に辛さがマイルドになっておりました。

マイルダーオン!!

そう言っても過言ではない程度のあつらえです。

へへ。

やるじゃん。

僕はそう思ったわけでありますが、

それでもだんだん辛くなってきました。

そこで初めて卵を潰したのです。

一の矢の効果が切れたら二の矢を放つ。

まさにそんなイメージだった言っても過言ではないのです。

するとどうでしょう。

さらなるまろやかさが口いっぱいに広がります。

これは行けます。

前回食べた時は汗まみれでスコールに打たれたかのごとく

ビッショビショになってしまいました。

美少年です。

いや、美少年ならぬビショビショ中年。

何をうまいこというとんねん。

カレーはうまいですけどね。

とかなんとかいうてますけど。

今回はビショビショ中年どころか

額にじっとりとした汗をうっすらと滲ませる程度に収まりました。

僕はすごい勢いで平らげて、お会計を済ませたわけです。

ありがとよ。

ごちそうさん。

なかなかの多幸感に包まれたわけですが、

正直にいうとプレーンの方がおすすめかもしれません。

美味しいけど何か物足りない。

前のは辛すぎたけど、それでもそんなに悪くなかった。

都会のすみでその日ぐらしも

それは、それで 良かったの

アッコ和田さんもそう歌っている通り、

まさにそんな感じでした。

まるで爆音バンドを耳栓して聞いているような

そんな感覚です。

爆音バンドを見て、

うるせー!!

こいつら耳大丈夫か。。。

と、思うことはあれど、

終わって次の普通の音量のバンドになったの時

あれ、すごく小さくて聞きやすいけど

なんだろう。。。

物足りない。。。

あの感覚です!!

まあ分からないでしょう。

やっぱり辛いものを克服するのが一番いい。

私はそう痛感したのでありました。

そんな感じです。

以上。

そんな感じでした。

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