僕とボックス その2

さて昨日に引き続き思い出をつらつらと。

二度目にVOXhallを訪れたのは一度目から一年後の19才の頃だったと思います。

大学生になった僕は彼女が出来たのですが

当時の彼女がバンドのボーカル志望の子でギターとドラムはいるのだけれど

ベースがいないってことで、

じゃあ俺がやってやるよ。くらいのダンディズムさを持った上で

初のオリジナルバンドを結成したのでした。

この時のギターが今、一緒にやってるギタリストのりょーぎで、

ご存知の通り彼はお坊さんギタリストなのですが、

お寺の一角に防音室があって、そこに機材などなどが用意されていて

スタジオとして活用していました。

8畳くらいの狭いスペースに男女4人集まって

完全なる3密の空間が出来上がってましたね。

コロナエチケット的には完全にアウトです。

僕は自分で機材を買うでも無しにりょーぎの持ってるベースを借りて

それを弾いて練習したのものです。

元々興味はあったのですが、なぜか僕が作詞作曲する流れになって

ただメロディは出ても適切なコードが分からないから

鼻歌で歌ったメロディをりょーぎにコード拾ってもらって

みたいな感じでやっていました。

女性ボーカルというのもあって、

当時流行っていたシャカラビッツや、

ミサイルガールスクートみたいなことをやりたかったような

全然そんなことはなかったような

とにかく勢いで数曲作ってライブを目指したのでした。

突然に謎のベースソロが入る曲だったり、謎に英語の歌詞(英訳してもらった)があったり、

今思い出すと黒歴史の宝庫だと思いますが、

まあ初めて組んだバンドなんてそんなもんだろうと思います。

そう思いたい。

くらいの感じですが、最近の子たちを見ていると黒歴史製造系バンドなんて

ほとんど見ないから単に自分の才能がないことの言い訳だろ

って、自分に言い聞かせる毎日であります。

話は脱線しましたが、とにかく初ライブどうするよ。

ってことで、当時あった10代限定の大型オーディションライブに

応募したのであります。

結構有名なライブで、もしかしたら京都で音楽始めた同世代くらいの人たちは

大体出ているかもしれません。

そのオーディション会場がVOXhallだったわけであります。

VOXの予選を勝ち抜けば最終的には確かZEPP TOKYOとかで

最終決戦を繰り広げるとかなんとか

そういう流れだった思います。

そしてやってきた予選当日。

流石に当日のことはほとんど覚えていないですが、

今となっては慣れ親しんだステージと会場ですが、

ものすごく広く感じたのは覚えています。

今感じてる倍くらいの印象があります。

前から見えるピンスポットの光源。

お客さんたちのシルエット

そして僕の謎のベースソロ。

ソロも間違わずに弾けたと思うのですが、マジでクソダサイフレーズなので

思い出すだけでも赤面です。

とにかく必死であんまり覚えてないですけど

100%言えることは

ロクなライブじゃなかったってことくらいでしょう。

あとはライブが終わったあとに

当時のVOXhallの向かい側には京劇というボーリング場がありまして、

そのゲームコーナーでバンドメンバーとプリクラを撮って帰ったことくらいしか覚えていないです。

バンドはもちろん予選敗退。

2回目のライブいつしようってなもんですけどれど

そのバンド自体はスタジオ日の前日に

ボーカル以外のメンバーで集まって

当時流行っていた真・三國無双を完全徹夜で昼くらいまでやり込んで爆睡。

そのままスタジオ時間を寝過ごしたせいでボーカルがブチギレ。

そうして、消滅したのであります。

そう完全消滅です。

僕の初のオリジナルバンドの終了でした。

そうして当然のように彼氏彼女の関係性も解消され、

恋とバンドの両方を失ったわけであります。

バンド内恋愛あるあるの一番あるあるを

この身を持って体現したわけであります。

まったく今となってはいい思い出です。

いやー、あんまりVOXの話出てこなかったですけど、

まあ僕とボックスの話ってことで。

以上。

ってことでした。

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