二人の距離つなぐテレパシー

さあサウンドチェックも済ませいよいよ本番前。

ちょっと一息入れるかってなもんで

客席におりてみますとすでに客入れ状態。

オーイエーです。

よく見てみると知った面々が。

メーン!

GENNARIのギターの大釜くんやドラムさん、

MILKBARベーシストのたっしー。

みんな来てくれはったんですか!

僕は思わず心のいいねを連打したのであります。

16連写です。

高橋名人ばりです。

改めてお礼でもと思っていたらPAさんが駆け寄ってきて

そろそろ準備しないとやばいです。

と言われました。

そうです。

リハーサルを入念にやりすぎたせいで

スタート時間がすぐそこまで迫ってしまったのです。

こいつはまずい。

一服入れてる暇なんかねえ。

ってわけで挨拶もほどほどに

ステージへと躍り出たのでありました。

ステージに躍り出てそれぞれ定位置につきますと

オリジナル出囃子が流れ始めました。

ステレオタイプ!

若井おさむさんのような声で高らかにそう叫ばれました。

いや、実際に若井おさむさんが声を当てていたのではないだろうか。

今となってはそんな風に思ったりもするのです。

まあ本番はがっちりやらさせていただきました。

特筆すべきポイントとしては

この日は青い炎的なメラメラ感で挑んだので

地に足についた感じで個人的にはやらせてもらいました。

そのせいか、いつもより汗がダクダクにならなかったです。

そのことをメンバーに伝えると

でもステージ上の冷房がいつもより大分効いてて涼しかったよ。

と言われました。

そうです。

透明幕のおかげで冷房の効きがいつもよりマックスだったのです。

これでは僕が冷静だったのか

ステージ上が涼しかったのかは分かりません。

分かっているのはただ一つ。

真実はいつも一つ。

ということだけでした。

あとは意外とステージから見た感じで

透明幕が照明を反射してお客さんの顔が全然見えてなかったことくらいです。

まあそんなものは慣れたもの。

氷の壁のようなお客さんを前にして演奏したこともあります。

お客さん一人しかいない状況で演奏したこともあります。

なんなら最近の生配信ライブはお客さんゼロでのライブでしたし

それに比べるとなんと温かみを感じることでしょう。

透明幕の反射の向こう、あまり見えてはいませんでしたが

何人かの楽しんでくださっている感じは確かに伝わっておりました。

僕らはいつも以心伝心。

二人の距離つなぐテレパシー。

私はまるでテレパシストにでもなった気分で

心地よい気分で演奏させていただきました。

ライブを終え楽器を片付けてステージへ降りると

まるで蜘蛛の子散らしたかのように

誰一人としてお客様は残ってはいませんでした。

GENNARIの面々やMILKBARたっしーにお礼を言いたかったですが

それは叶いませんでした。

この場を借りて心よりのお礼を申し上げます。

ほんとありがとな!

サンキューでーーす!

そんなわけで久々の有観客ライブは

あっというまに終了したのです。

以上。

終了したのでした。

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