気持ちE

さあ、全く期待していなかった三段壁ですが

思いのほか満喫してしまったのです。

水路で船を漕ぐ侍たちの姿を

すっかりと目に焼き付けたのです。

その姿は今でも

まぶたの裏表に浮かぶのでした。

表にも!?

子気味の良いツッコミが炸裂したところで

私は次なる聖地、千畳敷を目指したのです。

千畳敷は三段壁に輪をかけて期待をしておらず

画像でみてもとにかくなんのこっちゃよくわかってませんでした。

何やら畳を千畳敷いたような石があるとか。

え?

人工物?

よくわかりませんが。

とにかく目指したのですが

照りつける日差しにすっかりダウン。

途中で休める場所はないかとあたりを見回しても

本当に何にもありません。

何にもないって言っても

別に宇宙空間が広がっている訳ではなくて

もちろん何かはあるんですけど

それがなんだったのか全く思い出せない感じです。

家でもない

多分畑とかでもなかったと思います。

不思議です。

摩訶不思議アドベンチャーとはこのことだなってまじで思いました。

しかしどうでしょう。

私の目に一軒の建物が止まりました。

喫茶アンドグリル。

「フェニックス」

良い名だ。

不死鳥火の鳥。

邪魔するぜってなもんです。

私は店内に入って真夏のコンビニ並みの体感を期待していたのですが

なんとノンクーラースタイルのお店でした!!

ガビーーん!!

そんな喫茶店もあるんだなあー。

なんて泊まることのない汗を吹きながら

私はアイスコーヒーを頼んだのであります。

マスターは女性の方で

まあ妙齢の女性、ママさんと言ってもいいでしょう。

ママさんはアンニュイな感じで注文を聞いてきましたので

私もアンニュイな感じで注文させていただきました。

吐息多めです。

アイスコーヒーです。

ふー。

暑い・・・

ってなもんです。

しかしどうでしょうか。

しばらくそうしていると、

窓から吹きこむ風が何やら心地いいではありませんか。

そうです。

いつからか私は夏にはクーラーなしでは過ごせない

そんなシティーボーイにいつからかなり腐ってしまっていましたが

先人たちはそんなものがなくても生きてきました。

そしてそれこそが摂理だと言わんばかりの勢いです。

私はそう思った時、こんなことを口走ってしまいました。

「気持ちEーー!」

そうです。

大自然のお仕置きよです。

タクマよ。

自然と一体になるのじゃ。

誰かわからんけどどっかの師匠みたいな奴のキャラもそう言います。

でもその通りやと思うんですよね。

ほんそれです。

クーラーなんてなしで行けるならそれが一番いい。

「気持ちEーー!」

大事なことなので僕はもう一度口走ったのです。

あばよ。

機会があればまた会おう。

大切なことを教えてくれたママさんに

心でグッバイを言いました。

グッバイ!

君のー

運命の人は僕じゃないーー!

コレじゃないーー!!

そうです。

コレじゃない感。

意味は全くありませんが。

そんなヒゲダンを口ずさみつつ

私は先をいそいだのです。

以上。

急いだのでした。

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