さて。
前回のめのめと歩いて戻った私。
おめおめととも言いますよね。
とにかく私は膝と手の平を負傷したのです。
こんなに思いっきり転んだのはいつぶりだろう。
と、思い返せば
あれは4年前のことでした。
このブログでもよく出てくるバー大丈夫にて
僕はしこたま酒を飲んでいたのです。
そのころの私はと言いますと
金遣いの荒い先輩にいつもしこたま奢ってもらう毎日でした。
先輩に奢ってもらう文化などなかった私は
俺もそんな風になりたい。
と思う毎日でありました。
そんな中、割と思った風に仕事がうまいこと行っていた時期、
ほんだら俺も奢ったろうやないかい。
とばかりにバー大丈夫にて
たまたま隣に座り合わせた人に
おごり倒していたのです。
全く知らない人です。
まさに調子に乗っているとしか言えない所業。
しかしその時期はまさに調子に乗っていたと言っても過言ではありません。
するとどうでしょう。
その隣に居合わせた人の友達らしき人が
「俺も奢ってもらえるかな」
と俺にめっちゃ聞こえる声で話しているのが聞こえてきたじゃあありませんか。
聞こえるのは当たり前です。
なぜなら本当に1mも距離のないカウンターでの話なのですから。
するとさっきまで奢っていた人はこう言いました
「いけるいける。コイツなんぼでも奢ってくれるわ」
おいおい。
マジか。
そんな風に言われると私としてはもちろん心外でしかありません。
すっかり気を悪くした私は
颯爽と会計を済ませ
バー大丈夫を後にしたのでした。
もはやベロンベロンになりながら
腹たちまぎれにダッシュしたのです。
するとどうでしょう。
見事にすっ転びました。
まさに天罰テキメン。
調子に乗った賜物と言っても過言ではないでしょう。
そんな過去を思い出しながら
翌日を迎えたのです。
手のひらの傷はもちろん癒えていません。
イエティーです。
大学の玄関っぽい場所的な風に言うと
まさにピロティーです。
今日も走るか
イナカ。
もうそれで胸がいっぱいでありました。
正直、また同じ思いをしたら怖い。
一度傷ついてしまったからには
まさにトラウマです。
左ひざももちろん完治していないどころか
カンチセックスしよ状態です。
トーキョーラブストーリーです。
私はすっかり臆病者のレッテルを貼られてしまったのです。
そんな私に優しく語りかけるものがいました。
おい。
おいおい。
どこ見てんだよ。
こっちだよ。
そっちじゃないって。
こっちだよ。
だから違うって。
いやそっちでもなくて。
こっちだって!!
そうそう。
俺だよ。
それは去年に購入して
すぐに使わなくなってしまった
自家用踏み台昇降マシーン的なやつでした。
捨ててしまうか迷っていたのですが
コイツが俺に語りかけてきたのです。
俺を使えよ。
俺ならまだまだいける。
しかも転ぶこともないぜ。
なんと心強いことでしょう。
俺は今まで彼の存在を
ないがしろにしてきたことを心から悔やみました。
ごめんなお前。
いいってことよ。
そんな心温まる会話の果てに
2kmのジョギングではなく
コイツと共に生きてゆくことを決意したのです。
以上。
決意したのでした。