さて。
前回、海鮮居酒屋の入店を拒否され
別なる海鮮居酒屋にたどり着きました。
捨てる神あれば
拾う神ある、とはまさにこれかと。
痛感したのであります。
私はとりあえず、マグロ三種盛りと言うやつをセレクトして
注文したのであります。
しばらくすると運ばれて参りました。
おや。
明らかにマグロとは思えない
白身魚のようなものが混じっております。
鯛とかでしょうか。
食べてみますと
白身魚のわりにはなんとなく肉肉しい。
これはなんの魚なのか。
メニューを見てみますと
マグロ三種盛り以外に盛り合わせの刺身が見当たらなかったので
僕が知らないだけで、マグロにこんな白身魚みたいな部位がある。
その可能性も全く捨てきれないのです。
別に間違っていようがなんだろうかいいのですが
私はこれがなんの魚なのか知りたくなったので
店員さんを呼んでみました。
程なくして店員さんはやってきました。
「これってなんの魚か分かりますか?」
と聞くと店員さんはピクリとして
「何かまちがいがありましたか?」
と、聞いてきました。
「あっ、いやマグロ三種盛りを頼んだのは頼んだんですけど、これがなんの魚が気になりまして、、、」
と言うと店員さんは
「少々お待ちください」
と別の店員さんを連れてきました。
別の店員さんは
「オーダーに間違いがあったと聞いたのですが」
と言いました。
「あっ、間違っていたのはいたのですがこれがなんの魚か気になりまして、、、」
と言うと
「では交換いたしますね」
と謎の三種盛りをサッと持っていき
マグロ三種盛りを持ってきたのでした。
うん。
どこからどうみてもマグロ三種盛りです。
マグロご期待ください。
と、言わんばかりの勢いを感じます。
なにやら店内バタついているようでしたし
訳わからんクレーマーだと思われたのでしょうか。
そう思うとなんだかいたたまれなくなったのでした。
こんな時は暖かなものが食べたい。
とあさりバターを注文しました。
みてください。
素敵な玉手箱みたいですよね。
こうして私は心も体も温めたのです。
以上。
温めたのでした。