サンジのチャチャチャ

さて。

そんなわけで

思い立ったが吉日

と言いますが

逆の言葉はなんだろうと考えてみると

思い立たなかったら仏滅

かな

とか思いながら

タイトスケジュールでのカレー作りを

敢行することを決意した男タカハシ

何から始めるか

何から伝えればいいのか

分からないまま時は流れて

そんなことになってしまわないように

野菜から片付けていくことにします

玉ねぎ、にんじん、しめじを

それぞれにみじん切りです

おりゃーー!!

その間、やかんに火をかけまして

さらにフライパンも温めます

フライパンには油をひき

十分に温まったら油を馴染ませて

スライスにんにく、輪切り唐辛子、バターを投入

少し焦げ目が付いてきたくらいで

先ほどの野菜をぶっ込みます

とりゃーーー!!

塩胡椒を少々振って

炒めまくり

いい感じになったら

焦げ付かないように

調理酒を少々

そして

同時進行で

牛すじをカットして

ざるに乗せて

やかんに入ったお湯をかけます

こうして一旦肉の臭みを消します

合ってるか知らないですけど

そうして圧力鍋に

調理酒をドボドボと注ぎ

こいつにも火をかけます

沸騰してきたら

牛すじを投入です

酒で煮込むことによって

より臭みがなくなり

柔らかな牛すじが出来上がる想定です

念の為さらに臭みを消すために

食品用の重曹も投入しておきます

これでほろほろの牛すじになること間違いなし

走行している間に

野菜がいい感じになってきました

その姿が溶け出して

そう

玉ねぎも飴色になった状態です

野菜ペーストの出来上がりです

こいつを先ほどの圧力鍋の中にぶち込んで

かき混ぜます

ほんとはもう少し酒を入れて

さらに煮込みたかったのですが

時間がありません

仕方がないので

水をいい感じに投入して

トマトペーストとコンソメを入れて

圧力鍋に蓋をして

セット完了

よーし

準備するか

着替えたり

髪型をセットしたりしていると

キッチンから何やら妙な音が

見に行ってみると

なんと圧力鍋のロック部分がしっかりロックできていなくて

吹き出しているじゃあありませんか

うおーーい!!

大惨事です

サンジのチャチャチャ

宇治チャチャチャ

などと言っても後の祭り

アフター座フェスティバルです

吹きこぼれを処理したいですが

そんな時間はありません

圧力鍋だけ焦げ付かないように

軽く吹いて

ちゃんとロックして

ロックロコモーションです

残りの準備を終えることには

ガンガンに圧力がかかっている気配が

ちゃんと合ったので

火を消して

あとはオートマティックです

イッツオートマティック!!

さて

そんなわけで

厳しいミッションをなんとかギリギリでクリアして

ライブ会場へと向かったのであります

以上

向かったのでありました。

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