くそお世話になりました

真夏のピークが去ったことを天気予報士が言わなくても、分かるくらいに去った感を感じている今日この頃ですね〜。
しかし、残暑と言いますがまだまだ、暑い日は続きますのでこまめな水分補給、つまりはウォーターチャージを欠かさずに毎日を過ごしてくださいね。
タカハシからの心からのお願いでございます。
残暑はもう少し続くざんしょからね〜。

(一同爆笑)

さて稀代のコメディスターのように爆笑をかっさらったところで、本題に入りますが先日何を思ったか2日続けて鰻を食べにいくというわけの分からない時間を過ごしてしまいました。
2日間過ごした人が最近、鰻マスターになるのを夢見てらして各地のうまい鰻を食べて、違いの分かる男になりたいとおっしゃられたわけであります。
では私もお付き合い致しますとばかりに向かったのはこちらでした。

▼かぼちゃのたね
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26000266/

四条は花見小路の交差点の北口にございます、かぼちゃのたねという鰻屋さん。
近くには歌舞練場、南座という京都ならではの劇場が立ち並ぶため、そのあたりの舞妓、芸妓さん、歌舞伎役者さんが御用達のお店ということで、私も京都生まれ、京都育ちならではの感じで、はんなりおいでやす〜、って感じでした。
お子さん、ピアノお上手どすなぁ〜。
と言われたら、ピアノがうるさいって意味なんですよ!それが京都クオリティ!
ヌクモリティです。


ギャン!とやってまいりました。うな重らしいうな重。
これぞ!ってな具合です。
思わず、おお!これぞ!余が欲していたのは、まさにこれぞ!と叫び倒してやりました。
もちろん心の中でね。
インマイマインドです。英語でいうと!
嘘です!多分違います!

濃厚なタレがもっちりとした米に染み込んでおり、じっとりとした鰻本体は何とも言えないポッテリとした食感。
そうです、鰻はやや薄味で米が濃いめという、これぞ京都クオリティ。
お茶漬けを出されたら、さっさと帰れって意味なんですよ!
ヌクモリティです。

そんなわけですっかり胃袋は幸せに包まれたわけですが、どうせなら京都で一番食べログの点数が高い鰻を食べたい。とおっしゃられました。
ワイは一等賞を獲りたいんや!とばかりに、翌日は現在京都で一番点数が高いところに行くことを約束したわけであります。

あの頃の僕らと言えばいつもそんな調子だった。
鰻のベストテン第一位は今この店だった。

▼大國屋鰻兵衛
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26030320/

翌日の朝に落ち合い、人気店であることが予想されるので、開店時間と同時にin致しましたよ。

内装はこんな感じです。
う〜ん、風流せい!って感じです。
店内は当たり前のようにノンBGM。そうです、口に全神経を注ぐのです。

こちらのお店、土日だけ夜営業で平日はランチのみとなっております。
そのことを店員さんに言ってみますと、そうですね、夜営業の方は9月いっぱいまで予約でいっぱいなんです。とのこと。
これには期待に胸が膨らみました。

メニューも、何と1商品のみで大盛りなどのサイズ調整もなし。
硬派とはまさにこのこと。我が人生に一片の悔いなしとでも言わんばかりの勢いです。
しかし、そのくらいの勢いがちょうどいいんだわ。と心のそこから思いましたよね。

さて、運ばれてまいりました。
うな重ではなく、なんと米と鰻が別盛りのセパレートスタイル。
この一本刀で勝負し続けるという強さ。とくと見せてもらおう!
と、まずはお米をパクリ。

なんやこれ。。。

そうです。お米がヤバウマです。
ツヤッツヤの水気を含み、それでいて口に含むとぱらつき、一粒一粒が非常に立っている状態。
ギターで言うたら弦一本一本の音が非常に独立して聞こえてくるような、まるで一本一本が別の生き物かのような、そんな生々しさ。
続けて鰻と合わせ技で頂きますと、これまた口の中でマッスルドッキングが行われて、もはや宇宙大戦争です。
これは今まで口に入れたことのあるものの中で一番うまいのものなのではないだろうか。
そんな風に考える僕がいました。
そうです、そこには確かにそんな風に考える僕がいたのです。

続いて出されていたお澄ましに手をつけました。
こちら貝のお澄ましなのですが、飲んだ瞬間、口中に広がる貝の風味。
これね、水を一切使わずに貝をそのまま絞った絞り汁だけで作ったんですよ。
そんなことは一切言われていませんが、そう思えるほどの深い味わい。
あっさりでありつつも、非常に深い。そう、深海です。
深海の味を感じたわけであります。

そうしておひつに残ったお米の焦げの部分でお茶漬けをしてフィニッシュ。

気がつけば我々はほとんど言葉を発することなく、こちらを平らげてしまいました。
本当に美味しいものに直面した時、食に集中したすぎて人は黙る。と言うことが判明したのです。

すっかり胃袋が幸せ全開オーラを放っている中お会計。
なかなかの客単価を弾き出しておりました。
ほう、安いじゃないか。だが俺の給料はもっと安い。
と、思っているとなんとご馳走していただきました。

これはまた一つ、返さねばならない借りが出来てしまいました。
僕がワンピースのサンジなら、思わず「くそお世話になりました!」と号泣していたことでしょう。

ですが、僕はそんなことにはならなかったのです。
なぜなら僕はサンジでは無いからです。

なんだか夢見心地な2日間を過ごして、また日常へ帰っていったのでありました。
あざっした!

-おしまい-

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