共感と共有

やっぱり歌詞がいい曲っていいですよね。
何度かここでも議論したことがあるかもしれないですけど。

曲いいのに歌詞良くないなぁ、って思うことはあっても歌詞いいのに曲良くないなぁって思ったことないんですよね。

つまり、いい歌詞だなぁって感じさせるためには、まず、いい曲であることが必須条件な気がするんです。
曲としての良さをクリアした曲だけが、いい歌詞の曲に辿り着くためのチケットを入手することが出来るのです。

しかし、一概にいい歌詞、と言ってもみんな好みあるでしょうし、僕が良くないと思う歌詞もいい歌詞だと思う人もきっといることでしょう。
そして逆もまた然り!
僕がいいと思った歌詞もそんなことはないと思う人もきっといるのです。

しかしある人は言います。

音楽は共感と共有である。と。

つまりは共感が出来るかどうか、と言うところが重要なのではないでしょうか。
良い歌詞は想像力が掻き立てられる感覚があります。

理想的なのはワンフレーズ、パッと言ったら、次なんて言うんだろう?って思えるかどうかです。
期待ですよね。

歌詞って2パターンあるような気がするんですよね。

全部見せちゃう系と見せない系です。

歌詞で見せたいテーマ、景色、ストーリーがバチッとあって、それを一枚の絵だとすると、最後まで聞いた時にその全貌が全て見える歌詞と、パズルのピーズのように断片的に描かれていて、空いたところは見るひと、つまり聞いてる人が想像で埋める歌詞ですね。

って言ってもほとんどの歌詞は余白を作っていて、聞き手の想像に委ねていると思うので、その想像させる部分が大きいか小さいかって感じですかね。

余白なさすぎな歌詞って聞いててつまんない感じありますね。

冷めたと言う理由で君にフラれて落ち込んだけど今から3時間かけて高速乗って会いに行くよ

なんて歌詞があったとしたらいやいやそんな細かな描写いらんねん、ってなりますよね。

かと言って見えなさ過ぎも厳しいですけど。

素晴らしい光に包まれて、あの風に乗って約束の場所で同じ空の下会おう

みたいな。

風とか光とか空とか、なんか耳触りが良くて想像力掻き立てられますけど、明確な意味なく使うと途端に安っぽくなりますよね。

好きな歌詞なバンドで言うと、BUMP OF CHICKENやMr.Childrenとかは曲にもよりますけど聞き手の想像に任せると言うよりは、バチッとリアルな描写で鮮明に映像を見せるような歌詞が多いような気がします。

スピッツとかは抽象的と言うか、かなり想像で補わせるパターンが多い気もします。しかしワンフレーズワンフレーズがフレーズとしてめちゃめちゃキラーフレーズなのがすごいですよね。

どちらのパターンが好きか、それは好みだ!

とか言っちゃいますけど、俺はぶっちゃけどっちも好きです。

そこで言っても、やっぱりアナログフィッシュの歌詞、めっちゃ好きなんですよね。
抽象的な感じと写実的な感じがちょうどいい塩梅で混ざりあっています。

こんな歌詞、俺も書きてー。

そういえば稀に歌詞だけ見たらただよく分からんことをリフレインするだけの歌詞なのにメロディに乗せたら異常にいい歌詞に聞こえる曲とかもありますね。
やっぱりメロディラインの良さと歌詞って直結してると思うんですよね。

まあだからこそ、音楽というか。
いい歌詞書きたいだけなら、音楽は不要ですからね。

これとか。

しかし、ここ数年売れ線のバンドっていいバンド多いですけど歌詞めっちゃいいな、って思うバンド、アーティスト、個人的にはいないような気がしますね。
別に歌詞悪いわけじゃないんですけど、さっき言ったような、えっ、次なんて言うんだろう、って期待させてくれるような歌詞ってパッと思いつかないですね。
曲がいい曲はいっぱい思いつきますけど。
正直、そこまで歌詞は重要視されていない時代なのかもしれないですね。

さて、それでは最後に歌詞が良くない曲のコントでお別れしましょう〜。

ジャルジャル面白いですよねー。

最後それかい!って感じですが。
それではまた!

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