9/20live house nano-その2-

さて、昨日の続きとなります。

live house nanoにたどり着きますれば、すでにDr.ジョニーさん、Ba.六ちゃんがいるではありませんか。
流石です。
俺のような入り時間ギリギリを狙ってやってくる種族とはワケが違います。

すでにhananashiのリハが開始されており、いい感じにグイグイと音が鳴り響いておりました。
ぼーっとリハの進行を眺めているとnano店長もぐらさんは、積極的に中音作りの助言をされており、
その姿はまるでオーケストラの指揮者の様でもありました。

良いものを作りたい、少しでも何か拾って行って欲しい。
そんな想いが伝わります。

そうこうしているうちにいよいよ我らがステレオタイプのリハです。

ギャッとセッティングを済ませ、いざ!!
前日リハの感覚を思い出し、研ぎ澄ましました。
研ぎ澄ませー!!

するとどうでしょう。

まあ、なんということでしょう。という感じでした。

何も問題はありません。
ノープロブレムとは、まさにこのことかと心の底から思いました。

もぐらさんにも「中音に関してバッチリで特に言うことはない」、とありがたきお言葉をいただき、
ありがたい言葉って非常にありがたい、と思ったワケであります。

すっかり気分を良くした私は調子に乗って何曲か演奏したワケなのですが、
その間にも次のリハーサル予定のGENNARIが現場入りしているのが見えました。

実はGENNARIのギターの大釜くんとは、10年くらい前に共通の知人のソロプロジェクトで
一度だけ同じメンバーとしてライブしたことがあったのですが、
それ以来の再会なので、知ってるけど相当会ってないと言う何とも言えない状況だったのです。

10年は長いです。
知っていても会っていないのであれば、カウンターリセットされて初対面と言っても過言ではない年月であります。

我々はリハを終え、片付けを始めました。
すれ違い様にGENNARIメンバーに「おはようございますー」と声をかけながら大釜くんの方をチラリと見るとバチっと目が会いました。

「おーー!久しぶりーーー!!」

もちろん、そんな陽キャの所業は飛びだそうはずもありません。
なぜなら、「はて?どこかでお会いいたしましたでしょうか?」と言う返しが怖いからです。
そして私はスッと目を逸らしたのであります。
そっ閉じです。

しかし私は大釜くんの表情で何となく悟りました。

おそらく向こうも同じ様なことを考えていたんじゃないだろうか。と。
そしてこちらが同じ様なことを考えていたことを向こうも悟っているだろう。と。

これはまさに久々に会う人あるあるです。
誰かこの現象に名前をつけて欲しいくらいであります。

機材置き場に行きますと、さよならファンタジスタの面々も入りしており、
こちらのVoの仲田くんは同じビルで働く職場の仲間として勝手知ったる仲。
おーす、今日は宜しくなー。と先輩風をビュービューに吹かせて挨拶したわけであります。

さて、このリハーサル終わりから本番までの間が結構もて余すんですよね僕。
ほんとサッサとやっちゃいたい世代代表であります。
空気を変えたいので、喫茶店でも行きませんかと提案しますと、
いいじゃん行こうじゃん。イーイージャンプじゃん。
とありがたいお言葉をいただき、非常にありがたい。と思ったのでした。

喫茶店はnanoの近くのマドラグ、と言う喫茶店にイン!!

みんな食事は摂らず、ドリンクだけをドランキンしました。
メンバーでこんな風に本番までを過ごす、みたいなことあんまりないなぁ。
と、ジョニーさんも六ちゃんも言っていたりして、
リハーサル終わりから本番までどう過ごすのかとかも各バンド特色あって面白いなと思いました。

僕とりょーぎは普通にアイスコーヒーを選んだのですが、
ジョニーさんと六ちゃんはちょっと名前は忘れましたが、シナモン、カルダモンなどのスパイスを調合したコーヒーを
スピリチュアル感がある。
つまりはスピってると言う理由で選択していました。

スピってると言うワードが飛び出した奇跡の瞬間でありました。

open時間もほどほどになってきたのでnanoに戻りますと、GENNARIメンバーとバッタリ。
セカンド・チャンスです。
ここを逃すとこの日一日、打ち上げもあるでしょうし、微妙な感じになるのも嫌なので言いました。

「大釜くんやんな??」

すると、彼も「やっぱりそうやんな!?」と返してくれて、見事に再会を果たしたのであります。

そこからは積もる話もほどほどに、共通の知人たちの今の話などなどに花が咲きました。
狭い京都音楽界。
お互い切磋して琢磨して切磋琢磨やってきたにも関わらず、全然会わないなんてことあるんだなぁ。
世間は広い様で狭い。
だが狭い様で広くもある。と、そんなことを思った次第であります。

そして、いよいよ、ライブが始まるのです。

(続く)

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PICK UPライブ
◆9/3 京都:二条Live House nano
ムジカムジナPresents
「BANDvsSSWフェス2023」

前売り3000円 当日3500円(ドリンク別)
OPEN START 12:30 / 12:50
※当日フード出店有り

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