大きなイチモツを下さい

さて、引っ張りまくった自転車に関するエトセトラ。

先日、どぶろっく似のお巡りさんに

大きなイチモツを下さい。

大きなイチモツを下さい。

大きなイチモツをワタシに下さい。

とでも言わんがばかりの勢いで撤去に関するエトセトラを教えていただきましたが。

早速翌日千本三条の自転車保管所に電話をしてみた次第で有ります。

「はい。千本三条自転車保管所でございます」

アタシはつかぬ事をお伺いしますが、と申し立てましたらば

自分の自転車の特徴と恐らく撤去されたであろう時間帯を伝えて

該当する車輌があるか確認していただくようにお願いいたしました。

するとどうでしょう。

「あー、ありますね」

ありました!!

我がいとしの自転車が、そこにおました訳であります。

これはいと嬉しけり。

バイブス上がりけり。

「上がりけりたてまつるでそうろう。」

アタシはそう電話口で伝えると一も二もなく駆け出したのであります。

そうだ。

今日は天気がいいので、もはや歩いてゆこう。

アタシの家から千本三条まで歩くと大体40分くらいかかりますが、

そんなものは些細な事であります。

地球が誕生して数十億年。

宇宙が誕生して百数億年。

それに比べてば40分など瞬く間の如く、龍が如くってな具合なもんさね。

あらよっと。

アタシは行くよ。

どこまでも。

外に出ると秋晴れの良い天気ではありませんか。

せっかくなんで何かBGMでも流しませうかね。

最近スピッツがストリーミングに登場したので、余す事なく聞いておりますれば

スピッツと秋晴れの天気の街並みのマッチング率の高さにバビりました。

バビバビーーーーん!!

こんなにも騒がしい

街並みに佇む君は〜。

って、これは尾崎豊の歌詞ですねホント尾崎浴衣!!!

ジャンボ尾崎もびっくりです。

そうこうしておりますれば

アッーーーーーー!!!

と、言う間に到着いたしました千本三条自転所保管所。

アタシはゴクリと固唾を飲み、中に入っていったのでございまする。

中にはズラズラっと並べられた自転車たち。

そうしてその手前に掘っ立て小屋のような掘っ立てた小屋がございまして、

そちらで受付をしているようでした。

しかし、中々の列でして、

おやおや、盛況のご様子でござんすね!!

と、思わざるを得ませんでした。

受付口は2つあったのですが、そのうちの1つで受付ていたのが

日本語を全く話せなさそうなアジア系の外国の方でした。

アタシは勝手にベトナム人では無いかと推測していたのですが

真相は闇です。

ただその方は撤去の罰金が2,300円掛かるのですが

「オー。。。アイハブノーマネー。。。」

と、しきりに呟いておられました。

おやおや、およしなさいよ。

呟くのはつぶやきシローと相場が決まっておりますものよ。

確かに2,300円は高いです。

ランチに使ったら結構ええもん喰えます。

なんちゅうもんを食わしてくれたんや。

これに比べたら山岡はんのはカスや。

ワタシは声を大にして、そう言いたいと思いました。

そんなこんなで並んでいると前方から見たことのあるシルエットが近づいてきました。

あ、あれは恐らく1年に1度くらいのペースで稀に先輩に連れられていくバーのマスターだな。

とてつもなく微妙な関係性です。

話したこともあるか無いかと言う関係性です。

これはアタシの中のアタシたちが会議をはじめました。

アタシA:「オイオイオイオイ。どうするよ?」

アタシB:「挨拶すればいいじゃない。あ、こんにちは!僕ですよ。タカハシですよ!!ってね。」

アタシC:「バカ言っちゃいけないよ!!どちら様でしたっけ??って返ってきたらどうするのよ!!」

アタシD:「向こうも覚えて無いでしょうからここはスルーよ。もし覚えてくださっていたら向こうから声をかけてくれるわよ」

アタシE:「同意ね。37年間培ったスルースキルを今こそ発揮するときよ」

アタシF:「やってやりましょう」

アタシG:「フンガー!!」

アタシH:「フンガー!!」

アタシI:「フンガー!!」

そんなわけで全会一致でアタシは素知らぬ顔を作ったのでありました。

見る人が見れば

まあ、なんということでしょう。

なんとシラこい顔なんでしょう。

口を揃えてそう言ったことでしょう。

しかし、アタシの空気と一体になる忍術が効いたのか、

はたまた覚えていなかったのか、

マスターは遠くへと旅立って行きました。

はあっ…!!はあっ…!!はあっ…!!

空気と一体になる忍術に疲労したアタシは疲労していました。

しかし、そんな悲しみも乗り越えていよいよアテクシの番がやってきたのです。

アタシは速やかに手続きを済ませ、

我が自転車と感動のご対面を果たしたのです。

一点気になっていたので、一応職員さんに聞きました。

「ちょっと自信無いんですけど、駐輪場止めていたんですけど、もしかしてロック掛けられてなかったですかね??」

すると職員さんはじっとりとした目で、

「それは分かりません。ただ…」

「ただ?」

「分からないということだけは分かっています。」

もちろんそんなことはおっしゃておりませんが、

1時間以内なら駐輪が無料なので、稀に満車の時に

1時間以内のものを探し当てて、その車輌をどかせて自分が駐輪するという輩がいると聞きます。

と、言っていました。

世の中には悪い奴もいるもんだな。

アタシはそう思わずにはいられませんでした。

アタシが吐き気を催す悪だなと思う輩は

人の自転車のカゴに空き缶やゴミを入れていく輩だったのですが、

駐輪している自転車をどかせて自分が駐輪する輩もめでたくランクインを果たしました。

しかし、どちらにしてもちゃんと駐輪出来ているかどうか、今後しっかりと確認する必要があるな。

と肝に命じた次第であります。

そして、それから数分後…

そこには元気に自転車で走り回るタカハシの姿が!!

「もう2度とあんなことやらないよ」

それにしてもこの男、ノリノリである。

それでは、このブログで2度目の奇跡体験アンビリーバボーノリで締めといたしますね。

以上。

ビートたけしでした。

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