僕とボックス その8

シリーズその8話です。

前回で京都界隈から一目置かれるようになったVOXhallですが

(と、僕が勝手に思っているだけですが)

それもあってか

関係ないか、

とにかくVOXhallを愛してやまないバンド達が集まって来たような

そんな気がします。

というのも、ステレオタイプもそのうちの1組でありまして

おかげでVOXhallを通して知り合ったバンドは数え切れないほどいました。

ステレオタイプとしても

定期的な主催イベント[ロックトゥザフューチャー]を開始し、

VOXhallが前進した分、

その中でスタッフとして知り合っていったバンドや

スタッフとして関わった結果、めっちゃかっこいい!!と思ったバンド、

もちろん実際に対バンして仲良くなったバンドなどを招いて

精力的に活動しておりました。

といっても相変わらず一年に一度くらいのペースで

どこかのパートが脱退するという

家なき子バンドの路線を真っ只中突っ走っておりましたが

不幸中の幸いというか

一度も止まらずに進み続けておりました。

そうしてVOXhallとしても

進んだ分だけというか、面白いことやってるという認識が

対外的にも進んだ結果か、

京都メインストリーム的なカルチャーを突っ走るアーティストや

もはやアコースティックシーンではベテランな関西シンガーソングライターなどから

ブッキングやらせてくれという声が募ってゆき

同時に

こけら落とし以来培ってきたスタッフ技術で

PA補佐の長も僕が知る限りマックスの技術。

メインで来ていたPAさんも後にZAZEN BOYSのPAを指名されたりするほどの方。

時は流れ、

僕もピンスポットから気づけば照明オペレーターになっていました。

ライブハウス、という目線のみに特化した照明オペレーターに

昇格していたんじゃないかと当時の自分を振り返れば

手前味噌過ぎますが思ったりもします。

そんな訳で、とにかくかなり最強の布陣だったように

自分が中心人物的なポジションの一因だったのももちろんありますが

当時を振り返るとそう思います。

今の若いもんはなー、

俺が若い時はなー!

みたいにクソ野郎みたいなことをいうつもりは毛頭ありませんが、

まあ現場スタッフのレベルがどうだったかは自分も渦中の人間だったので

あまり大きなことは言えませんが、

少なくともブッキングという一点のみで見ても

先ほど名乗りをあげた二人は他でライブハウスを単独で経営していても

全くおかしくないほどのポテンシャルを持っていました。

そこに加えて店長有堀さん。

店長クラスが3人いる。

みたいな体制で当時運営していました。

強烈な三枚岩が出来上がっていました。

まさにVOXhallバブル期といっても

過言ではない。

といってしまうと過言かもしれませんが、

僕は今思い返せばそうじゃないかなと思ってしまったりします。

それぞれの長所短所がそれぞれに違って

全然違う方向に伸ばしていった時期。

加えて、大阪で精力的に活動幅を大きくしていった

今や東京にまで進出しているライブサーキットのスピンアウト的京都編イベントを担ったり

そこからそのイベントの出演アーティストが京都でライブするなら

VOXhallで

という流れも出来ていったり。

と今振り返ってそう思う訳です。

そんな訳で今まで行なっていなかった

周年イベントを開催しよう!

となり、

毎年11月を周年月間とし、

1ヶ月ぶっ続けて、各ブッカーがめっちゃ面白い!

という日を作っていくフェスを開催しました。

ボックスフェスタ。

略してボクフェス。

と、我々は呼んでいました。

こちらもめちゃくちゃに好評で、

2011年から2015年ごろ(多分)まで続けました。

毎日がドンチャン騒ぎで、

まるで夢みたいな日々だったなと思ったりしますね。

今まさに大海原へと船を漕ぎ出している。

そんな手応えが有りました。

ボクは自分のバンドと現場で照明をやっていただけですけど笑

しかし、蜜月の時は長くは続かない。

とはよくいったもんです。

以上。

よく言ったもんでした。

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OPEN START 12:30 / 12:50
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