そんなわけで
ウッディーこと谷澤ウッドストックと再会を祝して
乾杯をしたわけでもなく
ただただダベっておりました。
ウッディーはギターを爪弾いており、
少し僕のギターに似てる気がする
と思ったのもあり
「それってマーチン？(僕のギター)」
と、質問しますと
「いいえ、ヤイリです」
と、いう返事が返ってまいりました。
ヤイリというギターメーカーの名前はよく聞きますが
矢井田瞳さんを略してヤイコと言います。
だからなんだと言われれば
なんでもねえよ。
としか言えませんが、
ピックアップの部分に目を向けてみますと
やはり見慣れた感じがあったので
「それってフィッシュマン？(僕の使ってるピックアップ)」
と質問しますと、
「あ、そうです！」
と返ってきました。
ピックアップにはパッシブとアクティブというものがあり
要は電池が入ってるかいないかなのですが
僕が使っているのも
ウッディーが使っているのも
アクティブだということが判明いたしました。
我々は何やら数奇な運命のようなものを
感じたかといえばそんなことはないのですが
「電池交換してます？」
とウッディーが聞いてきました。
僕は数年前くらいにやった記憶があったので
数年前くらいにやったかなー、と思いながら
「数年前くらいにやったかなー」
と言いました。
何やらウッディーがいうには、このピックアップのボタン電池、
国産のものではサイズが合わないらしく
アメリカ産のものを取り寄せたというのです。
しかし、僕はそんな記憶は一切なかったので
そんな記憶は一切ないなー、と思いながら
「そんな記憶は一切ないなー」
と言いました。
しかし、もしかしたら買って一度も変えていない可能性もあります。
でもそのことは黙っていました。
そんなわけで、いよいよ本番が始まり、
直也くんの奥さん、直也くん、そしてウッディーのステージが終了したのです。
配信ライブを客席で見る感じ、
やっぱりお客さんが入ってないので
なんとも言えないですよね。
演者側はもちろんカメラの向こうのお客さんに演奏しているわけですが
せっかくなら見てくれている共演者にも見て欲しいですよね。
普段ならみんな客席にいるので
客席に対してフルで気持ちを遅れば
それで事足りるのですが
配信ライブだとそうも行きません。
その辺のところの気持ちの持っていきようを
みんなはどうしているのか。
気になったっちゃあ気になりましたが
気になってないっちゃあ気になりませんでした。
そして、そんな気持ちの持ちようについて
一言も質問することなく
いよいよ私の出番がやってきたのです。
以上。
やってきたのでした。
