運命感じ世代

そんなわけで。

前回ちょっぴり大人になりましたボクちゃんではありますが。

ヤスオさんからの連絡もあり安堵しながら

再び待ちわびておりました。

するとどうでしょう。

待てど暮らせどやって来ぬ。

妙だぞ。

まるで僕だけパラレルワールドに迷い込んだのではないだろうか。

そんなふうに思った時期もありました。

しかしどうでしょう。

着信が鳴り響きました。

「あれ?着いたけどどこにいるやろー?

もう入ってるのかと思って入ってもうたんやけどー」

バカな!

いつの間に!?

私は正面入り口にて仁王立ちスタイル。

ありのこ一匹通すことも辞さない姿勢です。

そんな私の目を潜り抜けて

中に入っていけるはずもありようはずもありません。

茫然自失で立ちすくむ私の目に入ってきたのは

動物園内のマップでした。

私が立ちすくんでいる入り口が正面入り口なのですが

もう1つ東入り口という文字が目に入りまして

わたくし

ピーーンと来ました。

えーー。

古畑ですぅ。

事件は解決しました。

犯人はあるミスを犯しました。

入り口は。。。

2つあったのです。

どうも、古畑タク三郎でした。

とかいうてる場合やない。

「もしかしてそっちは東入り口ですか?」

と私が問いただすと

「いや、ちょっと分からないけどそうかも」

と返ってきましたので私は

では直ちにまいります!!

と言うや否や入場券を買いまして

中へと突き進んでいったのです。

受付のおねいさんをかいくぐり、

正面入り口から早速見えるジャガー、シベリアトラの前を素通りし、

数々の動物たちを見て見ぬふりしていよいよ辿り着いた東入り口にて

「見つけた!!」

そうです。

2人の姿をやっとこ見つけたのです。

出会えた。

ソレってキセキ!

と言わんばかりの勢いで私は駆け寄り

出会いの喜びを伝えたのであります。

「出会いこそ人生の宝探しだね」

そんなことは一言も言っていませんが

もはや言ったも同然です。

2人の話を聞いてみるに

すでに2、3杯引っ掛けてきたそうな。

ちょっと。

ちょっとちょっと。

ざタッチばりに私はツッコミを入れさせていただきました。

水臭いじゃあありませんか。

俺だって酒を飲むために生まれてきたと言っても過言ではありません。

乾杯させてくださいよ!

と、ゴネた視線のそのさきに見つけたのは

屋台風の休憩スペースでした。

そこには生ビールの文字がサンサンと輝いておりました。

我々は誰ともなくビールを注文し、

まるで示し合わせたかのように

そこで乾杯を始めてしまったのです。

俺たち、こうなる運命やったんやね。

運命感じ世代やな。

俺って運命感じ世代やわ。

心からそう思いました。

ソレがまさかあんなことになるなんて

その時はまだ知らなかったのです。

以上。

知らなかったのでした。

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