さて。
ラクダにさよならを告げた私に立ちふさがったヤカラがいました。
でか。
僕の顔から腰くらいまでの大きさの顔の大きさですよ。
こんな馬おるんですね。
ラオウが乗ってたやつやないですか。
黒王号いうて。
知ってますか？
北斗の拳に出てくるラオウってキャラが
めっちゃでっかい馬に乗っていたことを。
または花の慶次の慶次が乗ってた馬ですね。
松風でしたっけね。
どちらも作者一緒なんですよね。
なんしかデカイ馬でがち。
しかしまさかそんな馬が実在したとは。
私は是非、この馬に乗ってラオウ、
もしくは慶次の気持ちを味わいたかったですが
足が震えて腰が砕けてしまいました。
そうこうしている間に時間がきました。
え？
なんの時間かですって？
カバの餌やりです！！
先ほどは現場に誰もいませんでしたが
今ならどないや。
とばかりに私は現場に向かったのです。
事件は会議室で起きてるんじゃない。
現場で起きてるんだって言いますもんね。
しかしよく考えてみてください。
会議室で事件が起きた場合
現場は会議室になるってことを。
室井さーーん！！
そんなわけで現場に辿り着きました。
うわ。
やってるやん。
レインボーブリッジ封鎖できません！！
なんて絶対言わせないとばかりに餌をやっています。
俺も。
おでも、かばに、えさ、やりたい。
まるで今人語を覚えたかのような口調で私はそう言ったのです。
心の中で。
はいきました！
わーい！！
まさに私は一瞬にして童心に帰りました。
森田童心です。
ハールの木漏れ日の中でー
君のーやさーしさにー
そら森田童子やんかー。
ジャケットめっさ怖い歌の奴やんかー。
というツッコミ待ちです。
カバは実は凶暴な生き物で
アフリカのとある地方では一番多く人間を殺している。
なんて話も聞いたことがあって
それ以来ちょっと怖いイメージがつきまとっていたのですが
こうして顔を付き合わせてみるとどうでしょう。
穏やかな顔を浮かべています。
こいつはいい奴だ。
私はそう実感したのです。
以上。
実感したのでした。
