さて。
おかげ横丁をすっかり堪能したこの私。
このまま宿へと帰ってしまっても
全然よかったのですが
まだまだ遊び足りないぜ。
俺の心がそう言っていたのです。
じゃあどうしますか。
ってなもんですわ。
こちら伊勢市に置いて
外宮と内宮。
というものがあることはすでに説明したのですが
本当は二見と言う海が近い場所に
二見興玉神社と言う神社がありまして
昔の人はその海で体を清めたのちに
外宮を参り
内宮をマイる。
これこそがオールドクラシックスタイル。
と言う噂を聞いておりました。
だからと言う訳ではありませんが
行ったろやないかい。
そう思ったのです。
順番的には前後することになりますが
まあこまけーことはいいんだよ。
そうです。
こう言うのは心意気なのです。
さて。
この二見興玉神社。
なんと有名なあの夫婦岩がある場所でございます。
内宮からバスで30分ほど揺られてたどり着きました。
たどり着いてみると
なんと近くに水族館もあったようで
しかも今回の旅のかなめとなっております
「まわりゃんせ」チケットで入場無料で入れたとのことではありませんか。
しかし残念ながらたどりついたのは
すでに時遅し。
閉園時間直前だったのです。
時の流れは残酷である。
残酷な天使のテーゼ。
まさにそう俺は思ったのでありました。
気を取り直して二見興玉神社に向かいます。
と言うのも
この神社が閉まるのもなんとそれくらいの時間だと
言うではありませんか。
せっかくきたのに参拝出来ずにのめのめと帰る。
そんなのはいやだ！
と走るまでではありませんが
なる早歩きで私は目的地に向かったのです。
あら可愛い。
カエルですね。
こちらの神社はカエルが眷属とのことで
いたるところにカエルのオブジェがありました。
こちら有名な天岩戸です。
天照大神が引きこもったと言う岩戸。
しかし、本当にここなのか。
本来的に言われている場所は全然違う場所にありまして
もはや言ったもんガチみたいな風潮になっている。
そんな風に僕は実感したのです。
こちらにもカエル。
なんて言っている隙に予定されている時間を過ぎてしまいました。
無念。
ここまで来てまさか参拝出来ないのか。
などと肩を落としておりますと
本殿です。
どうやら授受所とかが閉まるとかで
本殿は開きっぱなしになっているような
そんな風潮を身体中に感じました。
身体中に風を集めて
巻き起こせ
嵐。
嵐。
フォードリーム。
とはよく言ったもんです。
こちらの神社にも祀られているご神体は
なんと猿田彦大神でありました。
かの有名な夫婦岩です。
なかなかの迫力。
神道は自然崇拝です。
なのでこう言う偶然的に出来た自然物には
きっと意味があって
神様が宿っている。
そんな考え方なのであります。
こう言うのを祀ると言うは
日本的に非常に原始に近い考え方なのですね。
いいですよね。
そう言うのも。
以上。
そう言うのでした。
