せめて人間らしく

さて。

それは先日のことでした。

僕の自宅の一番近いコンビニで

働いてらっしゃるのは

メイプル超合金のツッコミの女性に似た

そんな女性店員さんでした。

この店員さん、

なかなかの愛想のなさで

いつもいやーな気分になるので

このコンビニはなるべく利用しないようにしているのですが

立地が本当に一番よくて

ちょうど駅からの帰り道には

このコンビニしかないんですよね。

だから、このコンビニを利用するか

否か。

マジで毎回検討しています。

今も検討中よSOUL。

とはよく言ったもんですわ。

その日もそんな感じでした。

どうしよう。

と思って覗いてみると

レジに立っていたのはその店員さんではないですか。

うわっ。

あの人か。

僕はそう思いながらも

ええいままよ。

とばかりに店内に突入したのです。

必要なものをサッとカゴに詰め込み

レジに持って行きました。

レジには2人店員さんが並んでいたので

順番的になんとか

その女性店員さんに当たらないように

神様。

お願い!

私は天を仰ぎました。

するとどうでしょう。

明らかにその女性店員さんのレジが空いたのです。

OH。

ジーザス。

ジーザスクライストです。

神も仏もあったもんじゃあありません。

私は意を決して

女性店員さんにカゴを差し出しました。

店員さんは私に一瞥もくれず

バーコードを読み取りだしたのです。

そうだ。

レジ袋が必要だな。

と思い、

「レジ袋ください」

と私が言いますと

「・・・・・」

店員さんは一言も発することなく

私に一瞥をくれることもなく

商品をレジ袋に入れ始めました。

そうだ。

支払いはIDでお願いしたいな。

と思った私は

「あっ、支払いはIDでお願いします」

と言いますと

「・・・・・」

店員さんは一言も発することなく

私に一瞥もくれることもなく

ピピッとレジのボタンを押して

ID決済の機械部分を指差しました。

「・・・・・」

私は言われるがままにIDを押し当て

会計を済ませたのです。

そうして商品を受け取り

レシートを受け取りました。

「・・・・・」

一瞬、店員さんと目が合いましたが

プイとつまらぬものでも見たかのように

明後日の方向を見られたのでした。

私は背中を丸めて

店を出たのであります。

えーっと。

あのサァ。

クチないんか!?

私はそう思わずにはいられませんでした。

なんでしょうか。

バイト中には一言も喋らない

みたいな制約でも設けられているのでしょうか。

お客様は神様です。

なんて言葉は聞きますが

そんな風には思いません。

せめて人間扱いしてくれよ。

せめて人間らしく。

そう思わずにはいられない

そんな一幕でありました。

以上。

一幕でした。

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