もらいましたっす

さて。

たまーに思い出すことがあるんですけど

僕、幼き頃に水泳習ってたんですよね。

小2くらいから小5くらいですかね。

1人の先生に対して大勢の子供たちが

平泳ぎやクロールといった種目別に

教えてもらうランクがあって

クリアしていけば次の種目に

という形のレッスンスクールでした。

ほぼほぼ先生の記憶はないんですけど

最後に担当してくれた先生のことは覚えています。

当時大学生くらいだったんですかね。

とにかく若い男性の方でした。

気のいい兄ちゃんって感じで

お兄ちゃんとでも呼んでもおかしくないほどに

兄ちゃん感を醸し出していました。

まあまあ親しい感じで

教えてもらってたと思います。

そんなある日です。

いつものように普通にレッスンを受けていたのですが

兄ちゃん先生の感じが何か変です。

ささくれだっているというか

なんか当たりがキツいというか。

言葉遣いもいつもより乱暴だったり

ちょっとふざけたのに対して

まあまあ強めで叩かれたり。

一緒にいた友達とも

なんか今日先生変よね。

という空気になっていました。

まあ今なら変よね、

心配よね

って感じですけど。

そこはやはりまだ子供。

だんだんそんな態度にムカついてきたのです。

そんなわけで

最後の挨拶みたいなのが

プール側で行われるのですが

じゃあ今日はこれまで

となった時に

友達と示し合わせて先生をプールに突き落としたのです。

へへへ!

ワーイ!

と言わんばかりの感じで着替え室まで駆けていこうと

振り返ってみると

兄ちゃん先生がものすごい形相で追いかけてくるではありませんか

僕と友達はちょっとイタズラ心でやったつもりだったのですが

どうやらマジギレさせてしまったようです。

大人の男の人に

マジギレされることなどそうないので

我々は青ざめながら駆け出しましたが

あわや追いつかれてしまいました。

「俺がなんかしたんか!?」

にいちゃん先生はそう言いながら

私の頭を鷲掴みにしてブンブンと上下に揺さぶっていました。

確かにそうです。

彼は何をしたわけでもありません。

そうして私は泣き出してしまったのですが。

そこからの記憶はあまりありません。

ともかく気がつけば家にいて

放心していると

兄ちゃん先生から電話がかかってきました。

内容はこんなでした。

「今日はちょっと嫌なことがあって辛く当たってしまった。ごめんな。」

私は子供ながらに

ううん、気にしてないよ。

みたいなことを言ったような気がしますが

その後兄ちゃん先生を見ることはありませんでした。

今思うとどうなんでしょうね。

彼女と別れたとかそんなタイミングだったのかもしれません。

大人って大変だな。

と当時思った私も立派なおじさん。

当時の兄ちゃん先生よりもはるかに年上になってしまったのです。

いや特にオチはない話なのですが

なんとなく思い出したので話させてもらいましたっす。

以上。

もらいましたっすでした。

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