、、う

さて。

時間になり

看護師さんがお迎えにあがりました。

「準備が整いました」

「あ、はい」

行こうと思った私に

「あ、貴重品がありましたら引き出しの貴重品入れに入れてくださいね」

と声がけをされました。

「あ、まあ大丈夫です」

と言う私を尻目に

机に置かれた携帯電話を指差し

「携帯はいいんですか?」

とおっしゃいました。

まあ確かにそうか。

と思いながら

私は携帯電話を貴重品入れにしまったのでした。

そして私は看護師さんに

言われるがままについてゆき

手術室へと続くであろう部屋に案内されました。

そこで何かいくつか質問された気がするのですが

何を聞かれたのかは今となっては覚えていません。

少しすると奥の扉から

青い割烹着のような服をきた方達がゾロゾロと入ってまいりました。

「それではゆきましょうか」

うおー。

いよいよか。。。

私の胸の高鳴りは最高潮。

奥へと続く扉を抜けますと

廊下になっていました。

いくつかの手術室が連なる廊下。

清潔を保たれているのか

なんとなくスンとした空気感がありまして

薬品のような匂いが漂っておりました。

昔アルバイトで行ったことのある

食品の工場のような

そういう空気感でした。

工場か。

ハハハ。

まあ俺も製品みたいなもんや。

そんな面白くもなんともないことを思いながら

いくつか連なる手術室の一つへと通されました。

扉が開くと

ど真ん中に簡易的なベッドのようなものが置いてありました。

ドラマなんかで見る

まさにあの感じです。

私はその簡易ベッドへと通され

靴を脱いで寝てください。

と言われました。

若干パニックになり

「あ、、、頭はどっちですか?」

と聞くと

優しく答えてくれました。

言われるがままにそこに寝転がると

暖かい毛布をかけられ

その状態で上の手術着を脱がされました。

手術着は頭を通さなくても

紐を引っ張ればスルリと脱げる仕組みになっており

帯の代わりに紐がついてる

浴衣のような作りでした。

目の前のライトがカッと光ると

私を取り囲む数人の方達が

一斉に準備に取り掛かります。

片方で熱を測りながら

片方で血圧を測り

枕の位置を調節していただいている方。

わしゃ聖徳太子ちゃうで!!

と突っ込みそうになりましたが

そこはグッと我慢です。

血圧に気を取られていると

「それでは麻酔を打ちますね」

という声が聞こえた気がしました。

チクっという鋭い痛みが右腕に一瞬走り

液体が流れ込んでくる感覚がありました。

ああ。

流れ込んでクルゥーーー!!

なんてことは全く思いませんでしたが

胸は高鳴る一方でした。

こんな状況で

麻酔なんか聞くのか

緊張しかしてねぇぞ。

麻酔ってどれくらいで効くんだ、、

、、う。

以上。

、、う。でした。

よかったらシェアしてね!
PICK UPライブ
◆9/3 京都:二条Live House nano
ムジカムジナPresents
「BANDvsSSWフェス2023」

前売り3000円 当日3500円(ドリンク別)
OPEN START 12:30 / 12:50
※当日フード出店有り

ステレオタイプ
トミタショウゴ
LOVE LOVE LOVE
私の思い出
カジモトヒロシ
アヤヲ
立石歩
work from tomorrow
kimiiro
特設サイトへ
目次
閉じる