健康第一

さて

昨日は手術トークでして

いつもなら順を追って日記的に

書いている感じのイベントですが

面倒なので特筆すべきポイントだけ

はっきり言って辛かったですが

肉体的な辛さでいうと

2年前の鼻中湾曲症の手術の方が

辛かったような記憶となります

まああっちの方が期間が長かったのもありますけど

鼻呼吸が丸々3日くらい一切出来ない状態ですもんね

摘んだまま3日過ごしてください

と言われたら

その辛さはご想像いただけると思います

ただ今回最初の術後の夜がなかなかの地獄でして

どう地獄だったかというと

手術着はご想像いただけると思うのですが

まあバスローブみたいなやつですね

手術前にそれに着替えてください

と言われたのですが

その下は裸

パンツは履きますが

紙おむつをもっと薄くしたようなオムツを着て

そして弾圧ソックスという

かなりきつめのハイソックスを着用します

このスタイルがまさに手術スタイル

さあどうぞと言わんばかりの感じですが

手術が終わり

点滴を打たれた姿勢で

その姿のまま

一晩過ごしてください

歩行禁止です

寝返りくらいは許可します

とのことで

マジかよ

こんな無防備な格好で

一晩…

と私は恐れ慄きました

しばらくすると鎮静剤の効果も薄れてきたのか

痛みを感じるようになり

それも手術の痛みというよりは

お腹を膨らませたことによる

めちゃくちゃの筋肉痛みたいな痛みで

じっとしていたら起きないのですが

動くたびに軋む

痛え…

腹筋に力が入る姿勢全てに痛みが走り

仰向けの状態が一番楽なので

そうしていたのですが

病院のベットが硬めで

だんだん背中が痛くなってきて

体制を変えようにも

そうすると腹筋が痛く

背中を取るか

腹筋を取るか

そんな繰り返しをしていると

弾圧ソックスもそのままなので

めちゃくちゃ足がジンジンしてきまして

そうこうしてるうちに

無防備な格好というのもあって

腹がめちゃくちゃ冷えてきまして

さ…寒い…

しかしトイレにも行けない

いやしかし昨日から断食をしているので

出るものはないはず…

でも痛い気がする….

などと闘いのモードが続きます

すると看護師さんがやってきまして

歩行禁止なので

尿意を感じたらこれでお願いします

と置いていったもの

しびん

です

噂には聞きますが

ワシも見るのは初めてじゃ

とラピュタの爺さんみたいな口調で

心の中で思ったと同時に

い、いやだ

という思いが津波のように押し寄せたのです

アイノウ

震えてる〜

私は朝までなんとか我慢することを

心に誓ったのですが

しばらくすると看護師さんがやってまいりまして

「出ましたか?」

と聞かれまして

だ、大丈夫です

と答えますと

「我慢せず、出してもらっていいですか?」

と我慢していることがモロバレ口調で

ピシャリと言い渡され

看護師さんは去ってゆきました

あ…あ…

私はドラゴンボールのアニメで

すげえ気を感じている時のゼット戦士のような

そんな喘ぎ声が喉から出ていることに気がつきました

あ…あ…

すげえ気だ…

とはもちろん言ってないですが

わかりましたと

じゃあやってやるよ

とばかりに

私は文字通り重い腰を浮かせて

セッティングし

一気に気を解放したのです

気を解放しろぉ!!!

というは誰のセリフだったか

ともかく昇天したのであります

そしてナースコールにて

看護師さんを呼び

処理していただきました

くっ、コロせぇ!!

という強い自責の念に駆られ

再び闘いの舞台へ

相変わらずの痛みとの戦い

もうフリーザ様並みの戦闘力です

助けてください!!

誰か助けてくださいい!!

と病院の片隅で叫んだところで

誰も助けてはくれません

なんとか朝まで

朝まで耐えるのだ…

と息を潜め朝を待っていたのですが

来ました

二度目の気の解放宣言の気配

まさに解脱です

勘弁してくれよ

という想いを胸いっぱいに感じながら

私は再び放出の型を取ったのです

放出の呼吸

一の型

解放!!

まさに卍解です

とその時

ピー!!ピー!!ピー!!

なにかの電子音が鳴り響きます

見ると

点滴を制御している装置から鳴り響いているのです

どうやら体制を変えたことにより

点滴の管がどこかで折れ曲がって

詰まってしまったことにより

警告音が鳴り響いているようでした

おい!!

マジかよ!!

この警告音を聞きつけて

看護師さんがやってくるのは容易に想像出来ましたので

一刻も早く事を済ませる必要があります

なんてクリスマスだ…

とダイハードのブルースウィリスの気持ちが

この時初めてわかりました

ブルースウィリスなのか

ブルースウィルスなのか

そんなことは今どうだっていいのです

私はまるで時限爆弾の線を切る

爆弾処理班の気持ちで

カウントゼロが

看護師さんの到達のタイミング

こんな姿

絶対に見られたくない!!

と慌てつつも

速やかに

ことを済ませ

なんとか見られても問題のない状態に戻した

まさにそのタイミングで

シャッ!!

とカーテンが開けられ

看護師さんが駆けつけて来られました

「どうされましたか?」

私は何くわぬ顔で

「あ、何か点滴が詰まってしまったみたいです」

とだけ告げ

なんとか一命を取り留めたのでした

危ないところでしたが

まさに危機一髪というやつです

あー

辛かった…

今もまだ全然本調子ではないですが

まじでこういう経験をすると

普段の健康的な状態というものが

どれだけの恩恵があるかって

骨身に染みますね

調子に乗っている人は

ちょっと一回入院してみるべきですわ

私はしばらくは貝のように生きます

またどこかで巡り会えたその時は

どうぞよろしくお願いいたします。

健康第一!!

以上

健康第一でした。

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