僕とボックス その10

さて、そんな訳で第10話。

少しずつ勢いを弱めていったような気がするVOXhallですが、

僕はと言えばバンド活動に勤しんでおりました。

VOXhallとしても普通の使い方に飽きてきたのもあって、

いっぱいバカみたいなことをさせてもらった次第で有ります。

我ながらバカだな。

と思う使い方としては、

あの階段状の客席を逆手にとって、あっちをステージにして、

普段ステージとして使っている方を客席にしたイベントです。

そして弾き語りアーティストを30人くらい集めて、

一段に対して3人配置して、

計9人が一斉にセッティングするんです。

そして、そのまま待機して、客席上部から始めて、

2曲ずつことで交代して一気に9人セッティング待ちなしてぶっ続けてライブする。

それを3周くらいやるというイベントです。

まあライブイベントというよりは飲み会の余興みたいな空気感でやりましたが、

あの時期そういうの多かった気もします。

そこで名前は知ってるけど、ちゃんと話したことない、

みたいな関係の人たちが地味に繋がったりして

そうやって広がっていったような部分もあったなと当時を思い返すと懐かしいです。

それは弾き語りの話ですがバンドとしましては

メンバーチェンジを繰り返した果てに、

もっとバンド感を!!

という原点回帰的な意識でメンバーを集めた結果、

今までで一番バンド感のあるメンバー編成が出来上がっていました。

何より、ギターとドラムが元々ボーカリストで、

ボーカリストが他のパートをやるって面白いですよね。

上手い下手関係なしに華がある。

って思ったりします。

それもあってかなり油の乗った感じになっていたんじゃないかと。

手前味噌では有りますがそう思ったりします。

ずっと勝負をしてきたつもりで有りましたが、

ひと勝負かけるならここしかない!!

と、僕は1年間かけたプランを練ります。

念願の全国流通盤のCDを出すことです。

それについて協力してくれる流通会社の方もいてくれて、

それを売るためのプランとして、

まず購入しやすい500円のワンコインシングルをリリースして、

展開してもらって、その数ヶ月後に

ミニアルバムかフルアルバムをリリースする。

そして、念願のワンマンライブです。

そうやってプランを立てた上で

ちょこちょことリリースイベントや、

ツアーを組み始めました。

ワンコインシングル用のレコーディングも日程を抑え

この1年間は全てをバンドに捧げるぞ。

と燃えていた矢先。

ドラムの脱退が決まったのです。

せめてこの1年間は頑張れないかと打診しましたが、

答えはNOでした。

仕方が有りません。

それぞれの人生が有ります。

僕のワガママだけではどうしようもないのです。

なのでせめて、ということで

ワンコインシングルリリースにまつわるイベントの

ファイナルまではやれる確約を取れました。

僕はバンドを終わらせるつもりはなかったので

ワンコインシングルをどうやって売るか、

というところに注視しました。

以上。

注視したのでした。

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