さて。
ご神水を一気飲みしてまさに
神のオーラを手に入れた私ですが
なにやら気になる門を見つけました。
なにやらこの三輪山。
山自体を神様として祀っている節があるようでして
ガチの登山コースが設けておりました。
ここから先は神様の中に入ることな。
と言わんばかりの勢いです。
あいにく受付は午前中で終了しており
僕自身もそんなつもりはない格好で来ていたので
こちらは諦めましたが
いつの日かこのためにやってくるのも
また一興。
そんな風に思ったのであります。
そんなわけでここ狭井神社 (さいじんじゃ)に別れを告げて
私はまた歩きました。
しばらくは林道が続いて
まさに神のオーラを纏っていたのですが
どこからかガチの山道というか
獣道っぽい感じになってきて
あまりオーラを感じなくなってきました。
ただの田舎道です。
こちらの横が畑のようになっていたのですが
まあ明らかにもう使わなくなってしまったっぽい畑として
置いてありました。
なんていうんですかね。
廃畑？
そんなことばがあるのかは知りませんが。
しかし、よく見てみると
なにやら足跡のようなものが見受けられました。
果たしてこんな荒れ果てた畑に
なんのようで踏み入ったのでしょうか。
考えだすとなんだか怖い話みたいになるので
俺は考えるのをやめた。
しばらく行きますと
なにやらワイワイと騒がしい声が聞こえてまいりました。
なんだなんだ。
祭りでもやっているのか？
と心ウキウキしながら近づいて行くと
一つの神社にたどり着きました。
ワイワイの正体はどうやら修学旅行生たちの群れだったようで
祭りではありませんでした。
桧原神社(ひばらじんじゃ)という神社でして
なにやらもともと伊勢神宮があった場所。
という触れ込みでした。
私は粛々とお参りをし、
待てよ、元伊勢ってことはもしかしてお伊勢さんのお札、
つまり神宮大麻があるんじゃないか？
と淡い期待を胸に授与所に足を向けたのです。
すると上の方にある商品一覧の看板に
神宮大麻の文字が。
いやいやいや。
京都大神宮の時も同じでした。
もう騙されない。
誰のことも信じない。
素知らぬ顔で商品陳列だなをチラ見しますと
えっ、あるやん。。。
そうです。
そこにはまさに神宮大麻が陳列されていたのです。
私はこの時点でもまだ信じきれずに
思わず聞いたのです。
「すみません、これって神宮大麻であってますか？」
「あってますよ」
いやっほーい！
これで家の神棚がやっと完成する。
俺のゴッドライフがいよいよ始まりを告げるのです。
しかしまだ始まったばかり。
以上。
始まったばかりでした。
