さて
思うんですけど
めっちゃ野球好きで
特に打者志望で
毎日素振り2000本
マジで寝る間も惜しんで
みんなが恋愛や
漫画とかに夢中になっている時期も
雨の日も
風の日も
ひたすら素振りをし続けて
いつかプロ野球選手になって
ホームラン王と
俺は呼ばれるんだ
ですが
選球眼に長けていなくて
いい球悪い球
識別するセンスがなかったんですよね
スイングは早く鋭くなって
当たればホームラン
しかし
当たらない
悔しい
と言う感情で
素振りも一日2000本から
3000本に増やしたわけですよ
バットの握り過ぎで
血マメが出来て
そのマメも潰れるくらい
バットを振って
来る日も来る日も
しかしやはり
ボールにバットは当たらない
やがて時は経ち
彼の肉体も
衰え始めた頃
やっと気づくんですよね
俺の夢は叶わない
そして病気になってしまいまして
病室のベットの上で思うんです
毎日毎日素振りして
努力してきたけれど
ついに実ることはなかった
このまま終わってしまうのか
俺の人生は一体何だったのか
俺の人生は一言で言ってみれば
バットを振っているだけの人生だった
そう後悔しながら
こときれたわけです
私としては
こんな人がいたとして
このエピソードこそが
「人生を棒に振る」
と言う言葉の語源なんじゃないか
と
想像するんですけど
どうでしょう
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魚や青物を天秤棒に担いで
売り歩くことを「棒手振り(ぼてふり)」といい、
棒手振りにして売り払い全て無くなるの意味から。
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あ
違いました
以上
違いましたでした。