トリッキー漫才

さて。

昨日は2021M-1グランプリを丁寧に解説していこうと思ったのですが、

めんどくさくなって途中で切ったのですが

やはりめんどくさいので続きも書くのやめます。

やめるんかいと。

まあそれはそれとしても。

全体的な総括としまして

去年はマヂカルラブリーというコンビが優勝したんですよね。

ボケの方が電車のつり革に掴まりたくない。

というテーマで

ひたすらつり革に捕まるのを我慢するのを

ツッコミの人が突っ込むという図式なのですが

まあほぼほぼ会話のないマイムに対して突っ込むので

これは漫才なのか。

漫才とは会話の掛け合いの妙ではないのか。

話芸ではないのか?

という議論が巻き起こりまして

俗にいう漫才論争。

というものに発展したのであります。

しかし、漫才とはなんぞ。

という価値観というものはまあ分かるのは分かりますが

面白ければそれでええんちゃうの

という思想もあるのです。

正統派漫才師。

という言葉があるとするなら

それは特に特徴のない漫才師につける免罪符でしか

ないんちゃうの?

とかの松っちゃんも言ったほどです。

松っちゃんが言うんやった

まあそうなんかな。

と思った人も多数いたはずです。

それはそれとして

そもそもマヂカルラブリーのやったような漫才は

ウケても優勝出来ない。

みたいなのがうっすらと認識としてあったような気がするんですよね。

しかしマヂカルラブリーは優勝しました。

2017年に最下位になったこととか

色々な事象が重なって

かなり緻密な計画によって

なし得た結果なのではあるのですが

多くの芸人は思ったわけです。

あ、これって優勝出来るスタイルなんや。

と。

そんなわけでかは分からないですが

今年の2021年はトリッキーな漫才が多くファイナリストとして選ばれました。

モグライダー、ランジャタイ、ハライチ、ロングコートダディ

などなど。

会話での掛け合いの妙というよりは

また違った視点でのやり取りでの笑い。

私は思っていたのです。

これは面白い。

去年マヂカルラブリーが優勝したことによって

地獄の蓋が開いたがごとく

トリッキー漫才師たちが頭角を現してきたのです。

その結果どうなったか。

このトリッキー漫才師たちは

いわば若干反則技というか

会話のやり取りの妙を楽しむ

いわゆる王道漫才師たちの中に混ざって

それをフリにして笑いを取るような形なのです。

しかし今回2021年に関しましては

1番手モグライダー、2番手ランジャタイ。

変わり種漫才師がバババと続きました。

その結果どうなったか。

最終決戦に上がったのは

オズワルド、錦鯉、インディアンス。

という

いわゆる漫才らしい漫才師三組だったんですよね。

これがどういうことかというと

普通なら漫才らしい漫才をフリというか

踏み台にして笑いを起こすトリッキー漫才師が

早い出順で出てきたために

逆にそのトリッキー漫才師たちをフリにする形で

王道漫才師が際立ったという結果になったのです。

面白いですよね。

これも順番がまるっと逆であれば

王道漫才師たちをフリにして

トリッキー漫才師がウケをかっさらう図式になっていた可能性も

大いにありうるわけです。

しかしそうはならずに

トリッキー漫才師たちが早い段階で出てきた。

つまい2021年M-1の基準の漫才は

トリッキーな漫才となってしまった。

そう考えると

漫才の神による大いなる意思のようなものを

感じざるを得ないな。

そんな風に思ったりするんですよね。

そのあたりに注目しながら

M-1グランプリ2021をもう一度見てみますと

また新たな面白さが発見出来るかもしれませんよ。

なんて

熱く語ってしまいました。

すみませんね。

まあまた来年。

楽しみにしております。

また会おう!

以上。

また会おう!でした。

よかったらシェアしてね!
PICK UPライブ
◆9/3 京都:二条Live House nano
ムジカムジナPresents
「BANDvsSSWフェス2023」

前売り3000円 当日3500円(ドリンク別)
OPEN START 12:30 / 12:50
※当日フード出店有り

ステレオタイプ
トミタショウゴ
LOVE LOVE LOVE
私の思い出
カジモトヒロシ
アヤヲ
立石歩
work from tomorrow
kimiiro
特設サイトへ
目次
閉じる