メンド臭いこと、すぐに後回しにしてるよね。
色んな事、後回しにしてると、後ででっかいツケがやってきちゃうぞって。
わかってんだ。全部、本当は。
なのに僕は、また繰り返す。繰り返すのは猿だからだ。
僕はいつになったら人間になれるのだろう。
責任転嫁で見上げる空は、なんてキレイなんだ。
ああ、素晴らしき人生よ。
僕は、ただ、ただ、猿。
愚かな僕は、ただ去る、のみ。
…別に深い意味はないんですけど、二ヶ月前に教習所を卒業して以来、学科試験を受けに行くことを放置…いや、軽く放棄していたので、これじゃイカン、遺憾ですと思い、思い思いに重い腰を上げたわけですよ。フライじゃないですよアップですよ。おかげでフロアはビッグアップですよ。
向かうは長岡教習所なのですが、これがまた遠い。
遠いくせに9時15分までに着かねば免許を受ける資格すら貰えないと言うこの非人道的人畜無害家畜同然鬼畜生もびっくりな波乱万丈な展開劇に乞うご期待ですよ。
ですが心優しき我が友人が送り届けてくれるという吉報を頂きまして早速中継を繋いでおります。
さて、6時45分にタイマーをセットし、寝るか。
一杯貰おうか…。寝るか!
だが、私は極限まで眠くならねば眠くならない性質(たち)。やっかいな性(さが)を生まれ持ったものよのう。おぬしも。
眠気と言う名のバスが、絶望という名の地下鉄が、すぐ其処まで来ているのは分かっているのです。だが、まだ早い。もっと引きつけてからだ。と、まだ床には入らず、その時をじっくり待つ。しばし待つ。
そして見計らったかのように床に入る俺!YO、メーン!
今だぁー!
………。
一時間後に気付く。
しくじったぁー!
完全に眠気という名のバスは通り過ぎてしまいました。次のバスの予定時刻は…わかりません。
俺、もうだめです。へへへ…、なんのこれしき。なんなら徹夜で行ってやるぜファっクユー武田鉄也も真っ青だぜ。
だが、予定の時刻三時間前にソイツはやってきた。絶望という名の地下鉄に愛ラブユー。
でも、俺は起きたね。見事に。予定の時刻にね。俺最高。もっと、誉めて!
夜明けてまだ間もない事もないが俺にはそう感じる早朝午前7時の空気はとても肌寒く、見るものを無残に切り捨てるかのような冷却袋をゴミ箱に捨てないさいなアンタ方。
そして、約束の場所に待たしていた心優しき友人の車に乗り込みレッツラゴー、俺たちの冒険はまだ始まったばかり、○X先生の次回作にご期待下さい。
~中略~
そしてテストが終わったとき、俺は無意識にガッツポーズをしていた。
「やれる事はやった…。後は開き直るだけだ」
「さすがだ…。ヤツは悟りきっていやがる」
「あなどれん…アドレナリン」
「だが、ケツを固くしたいなら、ケツの筋肉を固くすればいい。そんな事も分からんとは…マヌケめ!」
そう、僕は勝利を確信していた。頭の中には、そう「栄光」の2文字が掴み取れた。「栄冠」の二文字が掴み取れた。だが、事実は小説よりも奇なりとは良くもまあ言ったもんですきに、結果から言うと僕は見事に落ちたのデストロイヤー。はい、すいませんねー猿ですねー、バカですねー。こんな惨めな俺をどうか笑っておくれよごめんやっぱり笑わないで。
それも88点と言う割とギリギリ落ちるというこの中途半端っぷりに読者も唖然。涙は、とうに枯れ果てたわ!ちくしょう…、ちくしょぉぉぉおお!!!
どうせなら0点とかなら笑い話にでもなったねあっはっはっは笑えねーよタコ。こうなりゃ、やけっぱちだとばかりに、友人と立ち寄ったドンキホーテでジャージを購入し、更に立ち寄った古着屋でもジャージを購入するという暴挙に出たのです。完全に…暴走です。そう俺は暴徒とかしたのだ。
そのおかげで今は少し平和さ。でも、またいつ悲しみが襲ってくるか分からない。本当は悲しみなんて感情、知りたくなかったのに…それでも僕は、また悲しみブルーにたそがれる。今夜はちょっぴりセンチメンタル過剰。
あー、次いつ行こうかなぁ…。めんどくさい、931!クサイ!
いやー大長編ハラハラしながら読ませてもらいました。しかもBAD ENDで終わるとこはロケンローな香プンプンですね。
うちのスタッフにも今から読ませます。
「おいスタッフゥー」
衣あげる氏<コメントありがとうございます。全くもってのBAD ENDでした。確かに私はロック大好きロック馬鹿ですが、これがロックならば俺はロックじゃなくていい。なんて事を考えてしまってしまいです。そしてここで火ィ点けちまったら空手家じゃねぇ。そして俺は、空手家じゃなくていい。と、思うわけでございます。それでは、このような拙い文章ですが、スタッフさんに後で美味しく頂いてくださいとお伝え下さい。