それは去年の話でした。
唐突に思ったのです。
カレーが食べたい!!!
睡魔に取り憑かれるって言いますよね。
その時はまさにカレ魔に取り憑かれるって感じでした。
体がカレーを欲している。
カレーサイドの意見は知らないですけど。
こっちサイドの意見としてはカレーが食いたい。
ただそれだけの一心でありました。
そうなると問題は一つです。
どこのカレーを喰らうのか。
喰らうどです。
マキ喰らうど状態です。
まどか☆マギカです。
違います。
早速私はケータイでカレー屋さんを探し始めました。
烏丸御池とか意外と掘ってない気がする。
そんなわけで狙いを烏丸御池に狙いすまし、気分はまさにスナイパー状態でありました。
そんな中気になるお店が。
まずカレーの見た目。
うまそう。
場所を確認してみますと、おや、こんなところにカレー屋さんあったかな。
と、割と通る道なんですけど、記憶に無いんですよね。
おかしいですよね。
妙だな。
おかしいなー。
そんな稲川淳二みたいな口調になっている自分がいることに気がつきました。
イナジュンです。
マツジュン、イナジュン、カナメジュン。
日本三代ジュンです。
覚えておいてください。
僕は明日には忘れますから。
これはもう行ってみるしかない。
そんな風に思ったんですよね。
カラスマオイケ・カレー カリカリ
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26019111/
食べログ評価はそれほど高く無いですけど。
何も食べログだけが全てじゃナインス。
逆境ナインです!!
私はその地へと赴きました。
その場所に着いてみるとやはりぱっと見カレー屋らしきものは見当たりません。
目の前にあるのは大きな立体駐車場。
ただそれだけです。
目の前広がる景色。
それこそが立体駐車場なのです。
しかし、視線を少し横に動かしてみるとどうでしょう。
地下へとおりてゆく入り口に建てつけれらた看板にカレーの文字が。
へー。
本当にあったんだ。
ラピュタは本当にあったんだ。
僕がパズーならばきっとそんなことを呟いていたことでしょう。
この地が心のシータになることを信じて。
俺の足が、俺を乗せて動き出しました。
俺を乗せて。
何もなさそう感エグく無いですか?
なんだか入ったらあかんとこ入ってるみたいな気分になってドギマギしました。
まどか☆マギカです。
もしも警備員さんがいきなり現れて「なんだチミは」みたいな状態になったらどうでしょう。
そうです私が変なおじさんです。
そんなことを言ってやりたくもなりますが、現実はバルスです。
バルスと言わざるを得ない。
そんな気持ちで僕は歩を進めたのであります。
すると、カレーハウスらしきものが現れました。
ラピュタは本当にあったんだ。
僕がパズーならばきっとそう呟いていたでしょう。
食券制度です。
見るに二代オススメカレーがあるようで
男カレー、極厚豚カツカレー
とありました。
俺は男です。
男の中の男を自負しておりますため、即断即決で男カレーに決めました。
お店は男の方が1人で切り盛りされているようで、学食のように食券を渡して、出来たら自分で取りに行くシステムになっていました。
男の方はパッと見とっつき辛そうな感じがありましたが、
実際に食券を渡してやり取りをしてみると全くそんなことはありませんでした。
お店の中にはビレッジバンガードのようにいたるところにポップが張り巡らされていて
なかなか楽しい感じでした。
しばらくすると名前を呼ばれカレーを取りに行きました。
わお。
ボリューミーです。
だがうまそう。
私の腹の虫がぐうぐうと音を立てます。
早く喰わせろ!!
早く喰わせろってばよ!!
まさにそう言っているかのようでした。
私は落ち着いて一口カレーを食べました。
うん、好きです。
家カレーと金沢カレーのちょうど中間のような味わい。
家カレーを濃厚に作ったらこうなりましたってな具合です。
気がつけば一心不乱に掻っ込んでいる私がいました。
うまうま。
うまうま。
もしかしたらそんな言葉を口ずさんでしまっていたかもしれません。
はっきり言ってすごいボリューミーでしたが、気がつけば完食してしまっていた私がいました。
しかし、はちきれんばかりの胃袋になっている私もいました。
いやはや、これは個人的にフェイバリットカレーの一つに加えたい。
そう思った私がいました。
気がつけば店を出て満足げに歩いている私がいました。
どれもこれも私。
本当の私。
デビュー!!
以上。
デビューでした。