涙くん、こんにちわ。

こないだ、ステレオタイプとはまた違うメンツでスタジオに入りセッションした。楽しいものである。キーはEで、好き放題ギターをかき鳴らしながら好き放題適当なことを歌う。その場で思いつくメロディ、歌詞をブチ撒ける。気持ちいい。こういう音楽もアリかも。と、思った。

その最後の方に僕がハイスタを弾き始めて、その流れでハイスタを合わしだした。あ、ハイスタってのはハイスタンダードの事ね。正直、年単位でやってなかったハイスタンダード。僕の青春。今やったら、劇的に違うのかな。などど、淡い期待でもって合わしてみた。…どうだろう?ん~って感じだった。今日び、高校生の方がもっといい演奏するかも。

「これじゃ、高校生はビビらんで。」と、本気でやりだす。ハイスタの中で多分一番簡単であろうサウンドオブシークレットマインズという曲をやる。高校生と、一線をかすためにはまずハモリだ。と、ハモリの練習開始。それとともに構成も確認。よしよし高校生レベルに近づいてきた。「大人のハイスタはギター位置高めや」と、ストラップを短くする。大人のハイスタって何ですの?

高校生をビビらす。というクソみたいな目標を掲げて頑張ってきたが「今日びの高校生は、ハイスタ知らんしビビらんで」という一言でFA。ハイスタもバンアパも知らないというこの始末。悲しい話を聞いた。タワレコにて高校生のカップルが「ハイスタってどんなん?」「え?イナゴのパクリ。」…という会話を繰り広げていたという。実に腹立たしい話だ。時代なのであろうか。そんな世の中を改変すべく、僕は頑張ろう。と、そう思った。

…とか、思わないとか。