エクスクラメーション・ディメンション。

ペンギン村から、おはこんばんちわ。ご存知タカハシタクマです。

新年も明けまして、もう半月ほど経ってしまい「明けましておめでとう」とは言いがたい状況になってまいりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

僕はと言いますと最近はめっきり体調を崩しやすく、鼻づまり、くしゃみなどによる風邪の諸症状に悩まされていましたが、今ではそれもいい思い出です。

そんな僕がVOXhallというライブハウスで働いている。ということは知る人ぞ知る。知ってる人は誰でも知ってるという事実なのですが、今日はそっち方面の話でもしてみようと思うんだ。。。聞いていってくれるかな?

僕が担当しているのは主に照明関係なのですが、照明用語なるものが色々とありまして、例えば色のシートは番号で分類されていて、10番台がピンク系だったり20番台が赤だったり、オレンジの事をアンバーと言ってみたりするのですが、その一つに生(なま)という言葉があります。

生というのは、色を入れていないライトの事で、wと表記されることもあります。wはホワイトの意ですが別に白というよりは豆電球をそのまま強烈な光にした色なので、若干黄色っぽくもあります。

この生というヤツが大変曲者で、照明オペレーター、ピンスポットとの間ではこんな会話が行われるのです。

「次、生で行こうか」

「えっ?生っすか?」

「そうそう、(リハーサルは違ったけど)本番は生で行って」

「えっ、本番、生っすか?」

「そう、で、(ピンスポット)中に出してみようか」

「中にしたほうがいいですか?」

「うん、そっちの方がいい感じだと思う」

「じゃあ、本番は生で、中に出す感じですね」

「そう、じゃあ宜しく~」

…と、このように周りにいる方々に混乱を招く恐れのある諸刃の剣なのです。

もしも、どこかのライブハウスで照明ブースでこんな話をしているスタッフがいても「ああ、照明の打ち合わせ中なんだね」と、そっとしておいてあげてくださいね。