それは先日、僕が家でごはんを食べ終えてのんびりしていた時のことでした。
上空に強烈な気配を感じでバッと上に目をやりますと、電灯のあたりを激しく動く影。
何が起きたのか分からず、僕は思わず叫びました。
うわーーーーー!!!
影は僕とは反対方向に飛んでいき、そのまま物陰に着地しました。
僕ははっきりと影が何だったのかを見たわけではないですが、それが何だったのかは本能で理解しています。
Gです。
オイオイオイオイ。
僕は心の中で思わずにはいられませんでした。
何故ならば、こんなにすっかり夏も終わり、秋口に突入したというのに、何でこんなタイミングでGに遭遇せにゃならんのか。
そもそもGって飛ぶんですよね。
飛んでる時のGって絶対無敵だと思うんですよ。
マリオで言うスター状態。
まさか、そんなスター状態のGに家で遭遇してしまうとは。
神よ。
オーマイ昆布。
しかし、放っておくわけにも行かないので、僕はそろりと物陰の方に進みました。
いない。。。
ロストです。
目標を完全に見失いました。
もっとガッツを出して探せば見つかったかもしれません。
しかし、僕にはそんな勇気は出ませんでした。
ほんま堪忍しておくれやす。
はんなりとは真逆の感情が溢れ出てきました。
まるで溢れ出る煮汁のように溢れ出したわけであります。
その夜は、いつ奴が再び現れるかビクビクしながら過ごしたわけであります。
それにしても何故に我々は、こんなにもGのことを嫌うのでしょうか。
はっきり言ってキモいのは確実にそうです。
一説には原始時代のGは今よりものすごく大きくて、
人間の祖先を捕食対象にしていた。
それが現代になって小さくなったために、人間の方が力を持ったわけですが。
遺伝子に刻み込まれた感情が今も残っているからじゃないだろうか。
なんて話も嘘か、まことか聞いたことがあります。
率先して命を奪ってやる。と思える生物ってGくらいですもんね。
でも、Gでなくても虫全般、家で遭遇したら嫌な気分になりますね。
子供のころ、あんなに好きだったカブトムシとかクワガタとかでも
家で出てきたら、ちょっと嫌ですもんね。
セミとかでも大分嫌ですよね。
ハチなんかもう最悪です。
生き物好きを公言する私ですが、虫だけはどうも愛せません。
昔、少年時代にコオロギとイナゴを捕まえて、
コオロギ4匹とイナゴ1匹を同じ虫かごに入れて、
お前たち仲良くやれよー。
って具合に思ってたらイナゴが喰われてしまって最悪の気分になったのを今も覚えています。
コオロギって肉食だったんだ。とドン引きした瞬間でもありました。
しかし、イエグモだけは、なんかそんなに嫌いではないですね。
何ででしょうね。
イエグモだけオッケーだなんて、向こうからしたらムシのいい話ですよね。
虫だけにね!!!
それではまた。